3. 豪快で懐が深いキングオブ大衆うどん|錦うどん本店
小倉北区の郊外にありながら、ひっきりなしに訪れる客でいつも賑わっている「錦うどん」。その昔“錦ヶ丘”と呼ばれていたこの地域で創業六十余年。古いながらも手入れされた店内や相席用テーブルに置かれた大きな“やかん”が、経過した時の長さを物語っています。
戸畑の製麺所で出会って結婚したご夫婦がはじめた店だけあって、うどんもそばも手打ちが自慢。
惜しみなく使用する昆布やサバの旨みが凝縮した出汁と、茹で置きによっていい塩梅になった程よいコシの麺は、豪快かつ懐かしの深い味わい。一番人気は揚げやなると、ちくわ、わかめ、ごぼう天まで入って600円というお得感たっぷりの「かやくうどん」。
具材の味と一体となった甘めのダシが特徴で、一口ごとに表情の変わる大満足な一杯です。閉店間際には海老天などが入ることもあるそうで、夕方あたりを狙うとラッキーな「かやくうどん」に出会えるかも!