うどん天国・北九州
小倉発祥「焼うどん」にはじまり「小倉肉うどん」や「かしわうどん」、今や全国区の「豊前うどん」や、九州・山口に50店舗以上を展開する大型チェーン「資さんうどん」など、個性豊かなうどん文化が発展してきた北九州。そんなうどん激戦区で長年愛され続ける老舗をピックアップ。北九州うどんの奥深さを存分に味わってください。
1. 丼を覆い尽くす大盛りの肉うどん|源平うどん

今年で創業44年になる、肉うどんの名店「源平うどん」。先代の妻の澄子さん、長女の晴美さんの仲良し親子で切り盛りしているお店です。創業当時の面影を残す店内は、古き良き昭和レトロな雰囲気。
そしてこれが、源平うどんの名物「肉うどん」740円! 麺の上にすっぽり覆いかぶさるようにのった大盛りの牛肉に驚く一杯です。

毎朝10キロ以上を数回に分けて炊きあげる牛肉は、噛むほどに旨みが溢れます。脂っこさはなく、じんわり沁みる甘さがヤミツキに。つるりと喉越しのいい柔らかめのうどん麺は、出汁と肉の旨みを吸って、さながらすき焼きうどんのよう。

「肉うどん」の他に「半肉うどん」700円もあり、こちらが普通の店の大盛りくらいの量でしょうか。甘くてほっとする肉うどんのおいしさに、思わずただいま〜と言いたくなるあったかいお店です。
2. 小倉名物の“煮込みうどん”|はるやうどん

小倉の繁華街で78年続く老舗うどん屋「はるやうどん」。かやくうどん(そば)、肉うどん(そば)、いなりのみのシンプルなお品書きに、老舗の風格を感じます。創業当時から続く名物「かやくうどん」490円は、小ぶりの丼に、揚げやなると、とろろ昆布の入った、賑やかさがうれしい一杯。以前は普通盛りのみでしたが、今では大盛・小盛もあるようです。

買い物の合間や放課後などにさっと食べて帰るのにぴったりのサイズ感は、昼ごはんでも晩ごはんでもない、小倉の街に来た時だけのお楽しみ。究極に幸せな間食と言えます!

同店のうどんは、小さな鍋にとった出汁で麺を煮込んで提供する“煮込みうどん”。煮込んでも味を損なわないように特注でつくられる麺は、表面がふわりと柔らかく、しっかり味が染みこんでいます。

数種類の削り節と昆布で引き、具材の味と融合した甘くて濃いダシは、これぞ「はるやの味」と言いたくなる唯一無二の味わい。ここを抜きにして北九州のうどんは語れない。そんな名店のひとつです。