夜空に輝く花火のように美しい断面の、鴻池名物大福「五條堂」

各地で花火大会が中止となり、ちょっぴり寂しいこの夏。大阪にある「五條堂」のフルーツパフェ大福「鴻池花火」もおすすめです。

chokko
「鴻池花火」   出典:chokkoさん

本店がある大阪の鴻池には花火大会がなく、創業者である花火好きの父のためにと2代目の柴田彩さんが開発。5年ほど前から各種メディアで取り上げられる機会が増え、現在ではすっかり地元の名物となりました。

小鬼♪
「鴻池花火」の断面   出典:小鬼♪さん

こしあんと生クリームのほかに、パイナップル、バナナ、オレンジ、ブルーベリー、フランボワーズと、5種類のフルーツを使用しており、断面は花火のように色鮮やか。もちろん味わいも多彩かつ華やかです。冷凍でも販売されており、半解凍の状態でカットするのが「萌え断」には最適。そのままアイス感覚でいただくのも、夏にぴったりと評判を集めています。

健康を考え、選びぬいた素材を駆使するフルーツ大福の芸術品「餅匠 しづく」

一方「和菓子と思えないほどスタイリッシュ」と、多くのファンを獲得しているのが大阪の「餅匠 しづく」。新町店は2018年から3年連続「食べログ スイーツ WEST 百名店」にも選出されています。

マンマルニ
「フランボワーズ大福」(写真右)   出典:マンマルニさん

コンセプトに掲げているのは「お菓子で百薬の長を目指す」こと。餅米、小豆、餅粉、砂糖といった主要な素材は、自然農法や無農薬栽培のものを使用しているそうです。人気商品であるフランボワーズ大福の鮮烈なピンクも、野菜のビーツで色付けしたもの。高い抗酸化作用を持つベタシアニンといった成分が含まれており、健康面での効果も期待できるとか。

デセール
「フランボワーズ大福」の断面   出典:デセールさん

ちなみに本店がある岸和田は、糖度が高いことで知られるブランド「包近(かねちか)の桃」が名産。なかでも「世界一甘い桃」のギネス記録を保持する生産者から、フルーツ大福に適した桃を仕入れているそう。旬ならではの甘い味わいも、夏の思い出づくりにぴったりでしょう。

長年愛され続ける銘菓もあれば、ユニークな新作も続々と誕生しているフルーツ大福。美しい断面に惹かれたならば、ぜひ味わいと食感も楽しんでみてください!

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※本記事は取材日(2021年7月29日)時点の情報をもとに作成しています。

文:佐藤潮、食べログマガジン編集部