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【今これがキテる!】~フルーツ大福~
なんだか最近目にする機会が増えた気がする……そんな、“今まさにキテる”フードを紹介する不定期連載。今回は、近頃目にする機会が増えてきた「フルーツ大福」をフィーチャー。
断面がSNS映えする「萌え断」の代表選手として、若者たちから熱い視線が注がれているフルーツ大福は、その多くが冷やしても食感が損なわれにくいのもポイント。暑い夏に冷たいフルーツ大福を味わう、新しい和菓子の楽しみ方も定着しつつあります。そんな注目スイーツのおすすめ店を厳選して、4店舗紹介します!
餅切り糸で簡単に「萌え断」。人気爆発中のフルーツ大福専門店「覚王山フルーツ大福 弁才天」
フルーツ大福人気の火付け役となったのが、2019年に名古屋で創業した「覚王山フルーツ大福 弁才天」。市場に出向いて目利きした季節のフルーツを主役に、味わいを活かす引き算の美学を取り入れ、黄金比を追求しているそうです。求肥に使用するのは、最高級の羽二重(はぶたえ)粉。最小限にまで甘さを抑えた白あんとともに、極薄に仕上げて果実を包み込んでいます。
その上質な味わいもさることながら、手軽に「萌え断」が楽しめるのも人気の理由。専用の餅切り糸と、その使い方を説明する紙が付いてくるため、軟らかなフルーツ大福であっても容易く、美しい断面に仕上げることができます。
またたく間に入手困難な行列店となったこともあり、より多くのファンに楽しんでほしいと独自の「のれん分け制度」もスタート。2020年には日本各地に20店舗以上のお店が誕生しました。東京でも、2020年8月の銀座店オープンを皮切りに、青山骨董通り、渋谷マークシティ、自由が丘デパートといった人気スポットに次々と進出。2021年、すでに全国20店舗以上がニューオープンしており、今後もフルーツ大福ブームを牽引するお店となりそうです。