〈絶対ハズさない!ホテルの味〉

Vol.8 いま行っておきたいホテルレストラン

多くのホテルが新たにオープンしていると同時に、既存ホテルでもさらに価値を高めようとレストランを新しくリノベーションしています。新しいホテルのレストランは洗練されていながらも、最新のトレンドを取り入れているので、とっても魅力的。

コロナ禍で未訪問の人も多いかと思いますが、初めてのホテルレストランであれば、近場ながらも旅行気分を体験できるのでオススメです。2019年後半から2020年にかけてオープンした注目のホテルレストランをご紹介しましょう!

1. Larboard(インターコンチネンタル横浜Pier 8)

ダイニング、テラス、バーと色々な用途で利用できる空間になっています(写真:インターコンチネンタル横浜Pier 8)

2019年10月31日にオープンしたインターコンチネンタル横浜Pier 8。その館内2階には、多文化と豊富な食材の集う開港の地として「海」「インターナショナル」をテーマにしたレストラン&バー「Larboard(ラーボード)」が開業しています。

メインダイニングのLarboardは、テラスから横浜の海を望めます。ダイニングエリアだけではなくバーエリアも設けられているので、食前や食後に寄りたいところ。内観はスタイリッシュなので、デートにもいいですね。

「海」「インターナショナル」をテーマとした料理の数々がコースやアラカルトで提供(写真:インターコンチネンタル横浜Pier 8)

ディナーにはコースのほか、「魚介のマルセイユ風濃厚ブイヤベース」「フランス産鴨胸肉のグリル アンディーブのキャラメリーゼ」といった本格的なアラカルトも用意。おしゃれなだけではなく、しっかりとしたフランス料理も楽しめるので味わってみて!

※価格は税・サービス料別
※最新の営業情報についてはホテルホームページをご確認ください

2. 鉄板焼 桜-SAKURA-(セルリアンタワー東急ホテル)

10名が利用できる鉄板カウンターは広々としています。桜をあしらったデザインや木の温もりで落ち着いた雰囲気に(写真:セルリアンタワー東急ホテル)

渋谷のランドマークタワーであるセルリアンタワー東急ホテルに、2019年11月26日「鉄板焼 桜-SAKURA-」がオープンしました。ホテルの日本庭園「閑坐庭(かんざてい)」をイメージしたアプローチで期待感を高めた後に、桜をモチーフにした落ち着いた鉄板カウンターがお目見えします。

ランチコースは5,500円からと、鉄板焼にしてはかなりリーズナブルな設定。ディナーコースは15,000円〜で、前菜や産地から直送される季節の焼野菜、国産牛を楽しめます。

その時期によって最もよいものを仕入れるので、黒毛和牛のブランドは変わります(写真:セルリアンタワー東急ホテル)

4人から6人まで利用可能な鉄板カウンター付きの個室もあります。横並びではなくゆったりとしたテーブル席になっていて、寛ぎながら食事を味わえるのがうれしいところ。エントランスはペデストリアンデッキに面した知る人ぞ知る場所にあるため、知らないと気付きにくいので、駅近の隠れ家的な鉄板焼になりそう!

※価格は税・サービス料別
※最新の営業情報についてはホテルホームページをご確認ください

3. 鉄板焼 銀杏(グランドニッコー東京 台場)

鉄板カウンターの後ろには東京タワーをはじめとした東京の夜景が広がっています(写真:グランドニッコー東京 台場)

グランドニッコー東京 台場は鉄板焼店のブランドをチェンジして、2020年3月1日に「鉄板焼 銀杏」をオープンしました。東京ではまだ珍しい熊本県の黒毛和牛プレミアム「和王」をメインに据えているのが特徴。

「和王」のおいしさを引き出すために塩、醤油、ワサビ、ニンニクなど10種類ものコンディメント(調味料)をディスプレイし、ゲストの好みによってチョイスできます。ホテル最上階30階、約100メートルもの高さから、鉄板カウンターの向こうに東京の景色を一望できるのも、他にはない特別感。

東京ではとても珍しい熊本県の黒毛和牛プレミアム「和王」を食べられるのはうれしいところ(写真:東龍)

ランチコースは7,000円〜、ディナーコースは16,000円〜と、眺望がきくラグジュアリーなホテルの鉄板焼にしてはそこまで高くありません。素材の持ち味を活かすため、調理法はあくまでもシンプルに“焼く・蒸す・煮る”にこだわっています。お台場で鉄板焼という非日常を体験してみてはいかがでしょうか?

※価格は税・サービス料別
※最新の営業情報についてはホテルホームページをご確認ください

4. 中国料理 桃李(グランドニッコー東京 台場)

落ち着いたシックな内装で、どのような用途でも利用できます(写真:グランドニッコー東京 台場)

「鉄板焼 銀杏」と同じくグランドニッコー東京 台場に、2020年3月6日オープンしたのが「中国料理 桃李」。伝統中国料理の追求と進化をコンセプトにしており、モダンなデザインとトラディショナルなデザインが調和した店内で、モダンな料理を楽しめます。

特に注目したいのが、食材を引き立たせる「上湯(シャンタン)スープ」とアクセントに使用される「XO醤」。こだわりのレシピで作られており、世界三大ハムのひとつである金華ハムが贅沢に使われているのも、おいしさの秘密です。

「桃李」のオリジナルメニューである「黒海老チリ」はコンテンポラリーな中国料理に相応しい一品(写真:グランドニッコー東京 台場)

コースもありますが、オススメしたいのはアラカルトの桃李オリジナル「黒海老チリ」 3,500円。見た目が真っ黒な海老のチリソースにはトマトと相性のよいイカスミが使われており、酸味とコクがあって癖になる味。点心も充実しているので、幅広い用途で利用できそう!

※価格は税・サービス料別
※最新の営業情報についてはホテルホームページをご確認ください

※時節柄、メニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文:東龍