開運!氣になるレストラン

元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から選んだ、運気を上げるレストランやカフェ、食堂など食のパワースポットを紹介します!

 

vol.5 夫婦の危機を感じているカップルも必食! ~おそうざいと煎餅もんじゃ さとう

出典:浜崎龍さん

 

ホステス時代、お客さまに同伴でごちそうになるじゃないですか。待ち合わせにはなるべく早く到着しようとするんですが、いつでも自由になる会長職のおじさまたちには敵わないんですね。夕方5時30分の待ち合わせで5時に行ったとしても、もうお待ち! 申し訳ございませんってな具合にアセアセ隣に座ると、ご本を読んでらしたり。これがフック。もうね、前々から周到に用意されていた感じアリアリのフックに何度ドン引きしたことか。

 

わかりやすいとこでは渡辺淳一センセイの傑作、男女が不倫の果てに心中してしまう『失楽園』。京大の建築学科教授、竹山聖センセイがお書きになった『独身者の住まい』………………。………………………。「そろそろ独りで暮らそうかと思って」って、会長こないだ思いっきり奥さまとモルジブの超高級リゾート行ってましたよね?的な。立場的に「何読んでるんですか?」と聞かなきゃいけないから、売り上げのために脱力した力を振り絞って一応、聞くだけ聞いたけど、なんだその答え? 何アピール???

 

もうね、既婚者は既婚者らしく家庭を大事にしましょうよ! ってことで、今回は『おそうざいと煎餅もんじゃ さとう』で ‘幸せな家庭の氣’をもらおうという提案です。夫婦の危機を感じているカップルだけでなく、ご両親と仲よくしたい方、逆に息子娘との仲を改善したい方にも有効。そして、これから結婚したい! 婚活に励むシングルさんもここに来れば、幸せな家庭を築くために必要な氣を取り込むことができます。

出典:バーニーズマウンテンドッグ( 〃▽〃)LOVEさん

 

なぜなら、このお店自体が幸せな家族をターゲットの客層としているからです。東京・代々木公園の商店街というロケーションの設定といい、塩サバや唐揚げ、ポテサラなどのお惣菜を表で売っていることといい、奥の畳の小上がりといい、そこで出すのがもんじゃ焼きであるというアイテム選びといい、そこはかとなく昭和。みんな結婚して子どもをもつのが当たり前で、お母さんが手作りのお料理をつくって、街に子どもがいっぱいいて、小学校の帰りにもんじゃ焼きを食べて、みたいな。みんながみんな『サザエさん』みたいにお茶の間で番茶飲んでテレビ観ていたあの頃のような要素が散りばめられていて、それらすべてが幸せな氣を発しているんですよね。ここに身を置けば、自然に家庭の氣が取り込めます。子連れのために用意された、おもちゃや絵本がそのダメ押しをしているため、独り身や子なしを嘆いている向きには少々キツく感じられることもあるかもしれません。でも、家庭の幸せを求めるのであれば、ここはひとつ前向きに受け取っていきましょうね。

 

とはいえ、今は21世紀。平成の世ですし、なんといってもここは予約が取れないポルトガル料理『クリスチアノ』のオーナーがやってるお店ですから、フツーのもんじゃじゃありません。「チーズもんじゃ」「タラコもんじゃ」みたいな定番に加え、タイの唐辛子をピリッと利かせた「発酵羊挽肉もんじゃ」やさっぱり和風の「紀州梅干しもんじゃ」など、ユニークかつとってもおいしいイノベーティブもんじゃがいろいろあるんですよね。

 

これをみんなで相談して決めるのも、ひとつの鉄板を囲んで一緒につつくのも、もんじゃ液をパリパリのおせんべい状に薄く薄く焼いたのを分け合うのも、全部ぜーんぶ「仲よくなる氣」をもらえる行為。心して取り組みたいですね。あ、焼くのはお店のひとがやってくださるので、そのへんはご安心を。

 

安くて心惹かれるおつまみやお酒類も揃ってますし、大人の飲みにも使えます。できたら夫婦や家族、嫁姑、ずばり結婚したいお相手やそのご家族など、今後、家族として縁を深めたいターゲットと一緒に鉄板を囲んでみてはいかがでしょう。まさにテッパンな関係へと発展できるはずですよ。