日本の夏、暑辛い夏

暑い夏が、やってきます。もう逃げも隠れもできないところまで夏は来てしまいました。暑い夏に、汗だくの夏、同じ夏なら汗をかかなきゃ損々!

 

ということで今回は、「料理の鉄人」をはじめ食に関する仕事を多く手がける放送作家の小山薫堂氏を師匠に持ち、自身も相当な食道楽で食べロググルメ著名人としても活躍されている塩沢 航氏に、愛する辛いものを聞いてきました!

 

■塩沢 航

小山薫堂事務所「N35」の放送作家。「アナザースカイ」「ZIP!」「有吉くんの正直さんぽ」「もしもツアーズ」などを担当。師匠譲りの食道楽で「ブリアサヴァランの食卓」「アイアンシェフ」「お先にどうぞ」など食にまつわるコンテンツも多数手がける。

 

 

塩沢 航氏オススメ激辛メニュー3選

1. ムジャラ(京都)

【本日のカレー(2種盛り)】※写真はすべて塩沢 航氏によるもの

 

南インドカレーをベースにしたスパイスカレーが味わえる店。

 

「2種類のカレーに8種類ぐらいの付け合わせが付いていて、それをどう組み合わせるかで、味と薫りが変わる。食べ手の感性と想像力を問う、クリエイティブなカレー。食べる頻度は3カ月に1度くらい」

 

▼食べるときのこだわり
「まずはカレーだけ。そして、タマネギのアチャールやキウイのチャトニと混ぜ合わせて食べる。何と何と何をどれだけ混ぜ合わせるか、バリエーションは無限。自分好みの味を探し出す楽しさがある」

2. 四川家庭料理 珍々(小岩)

【四川担々麺】

 

四川省から仕入れた山椒や唐辛子、自家製の調味料を使って仕上げた「ここでしか味わえない」四川料理が満載。

 

「四川家庭料理を標榜するこの店は、日本人に迎合する気が一切ない。担々麺も注文すると、しれっと汁のない和えそばが出てくる。もちろんしっかり辛い」

 

▼食べるときのこだわり
「勢いよくすすると、唐辛子の破片が気管に入って大変なことになるので注意」

3. ソンポーン(浅草)

【ネームクルック】

 

タイ全土の料理に対応。まだ出会ったことのないメニューに出会えるかも。

 

「ソンポーンはこの1皿なくしては始まらない。食感の多様、酸味と辛味と塩味のバランス、肉、野菜、穀物、すべて入った完全食」

 

▼食べるときのこだわり
「発酵ソーセージと揚げた米、ピーナッツ、パクチーなどをレタスで包んで食べる。まずはバランスをとり、後半はパクチー多めなど、味にタッチをつけると飽きずに食べられる」