【食べペディア】世界で異なるコーヒーの新しい概念『スペシャルティコーヒー』

写真:gettyimages

 

「スペシャルティコーヒー」の概念が生まれたのは、1978年フランス・モントリオールで開催されたコーヒー国際会議で、アメリカ・サンフランシスコの「クヌッセン・コーヒー」の社長であるエルナ・クヌッセンが、『特別な地理条件や微小な地域の気候が、ユニークな風味を持つコーヒー豆を生み出す』と発言したことがきっかけといわれている。その後1982年には、スペシャルティコーヒーに関する団体として世界初となる「アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)」がアメリカで誕生した。

 

日本でも1987年に「全日本グルメコーヒー協会(後の日本スペシャルティコーヒー協会)」が発足されるなど、世界各国に団体が誕生しているが、世界共通の定義付けなどはされておらず、それぞれの国に合わせて基準などを定めている。日本では、『消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること(引用元:日本スペシャルティコーヒー協会』)がモットーとされ、甘さ、口に含んだ質感、後味の印象度など7つの項目によって、判定・評価される。

 

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