【食べペディア】とろけるチーズをたっぷりかけて食べるスイス生まれのチーズ料理『ラクレット』

 

「ラクレット」とは、フランス語で「削るもの」「ひっかくもの」という意味を持つ、スイスおよびスイス国境に近いフランス・サヴォア地方のチーズが主役の郷土料理。使用するのはスイス原産のハードタイプのチーズで、断面を直火で炙り、中がトロリと溶け出したところを削り、茹でたジャガイモにつけて食べるのがベーシックな食べ方である。日本では、アニメ作品『アルプスの少女ハイジ』で知られるようになった。ヨーロッパでは、チーズフォンデュと並びポピュラーなチーズ料理として人々に愛されている。

 

そのチーズはまろやかでコクがあり、香りが強く、熱を加えることで美味しさが増す。表皮は茶褐色でしっとり湿っているが、中はクリーム色で弾力性がある。熟成期間は最低3カ月間で、乳酸菌や発酵菌などの多くの菌が生きた状態で存在しており、日を追うごとに熟成していく。

 

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