何かのお祝いですかと聞きたくなる食卓

次に出てきたのはキンメダイチゲ風。コースの中ではほぼ必ず、大きな魚がこのようにチゲ風になって登場します。こちらも韓国の唐辛子や調味料が利いたピリ辛テイストですが、魚介の出汁が凝縮されていてブイヤベースのような味わい。

ライスくださいと言いたくなりますが、言えばもらえます(笑)
エビの甘みがぎゅっと詰まった麻辣蝦

麻辣蝦もこちらのスペシャリテと言える一品。箸で持ち上げるのも重い巨大エビを、醤油や花椒などのタレに絡め、ラー油で炒めるのだそう。身はプリップリで、脚や頭までバリバリ食べられそうな香ばしさ。

辛そうに見えてマイルド。鶏モモ肉が柔らかく煮込まれています

タットリタンは、タッカルビの「タッ」(鶏)と「タン」(鍋)の意味からも分かるように、鶏肉を使った鍋なのですが、真ん中の「トリ」が日本語の「鶏」が由来なのかは不明。まあ韓国風の鶏とジャガイモの鍋で、日本でいう肉じゃがみたいな位置づけだそうです。

ここまで韓国料理が多いように思えますが、この日はたまたま赤い料理が多かっただけで、こんな料理だって登場します。まんま日本のお造りですね!

ある日の前菜。豪華すぎるお造り舟盛り、これも池さんがさばいて切ります

「絶対に足りないことはないように出す!」が信条

もはやアート作品!

料理の内容と品数は人数にもよりますが「基本的に人数+1~3品は出します」と池さん。例えば4人なら4品+1~2品、10人なら10品+2~3品。「絶対に足りないことはないように、多めを心がけています!」というから心強いです。

 

猫田しげる

でも最初の頃に比べてどんどん皿数が多くなっているような気がします。「ついお腹いっぱいになってほしくて、増えちゃうんです」と頼もしい池さん。

実は個人用サウナの販売や体験も。サウナで汗を流してバーで一杯、もOK

実は金龍さん、貿易の仕事が本業でして、自分で開発した簡易式サウナを販売するのがこの金龍ハウスを作るきっかけだったのです。このお店ではコース料理も味わえますが、実はサウナの体験もできるんです。

手に持っているシャンプーも金龍さんが開発し、販売しています
 

猫田しげる

お二人は中国語も韓国語も日本語も堪能で、金龍さんは「中国語・韓国語習いたい方は教えますよ!」とのこと。

サウナは遠赤外線で低温なので、長時間入っても疲れにくいのが特徴。スマホの持ち込みもOKで、Bluetooth完備なので動画を見ながら入れます。遠赤外線の効果で驚くほど汗が出て、その汗もベタベタせずすぐに乾くので「コース料理とサウナ体験をセットにして、汗をかいてから食事する人も多いんです」とのこと。シャワールームも完備されており、バスタオルなどの用意もあるので心配無用です!

コンセントにつなげばどこでもサウナ稼働可能、持ち運び式、組み立て式という夢のようなサウナ! おひとついかが?

料金は、おまかせコース4名以上で1人前8,000円~(4人未満は1人10,000円~)。コースに追加2,000円で90分ドリンク飲み放題(内容は限定あり)。サウナ利用は別途2,000円が必要。バーだけの利用も、サウナとバーだけの利用もOKなので、フレキシブルに使えますよ!

教えてくれる人

猫田しげる

20年以上、グルメ誌、旅行本、レシピ本などの編集・ライター業に従事。各地を転々とした挙句、現在は関西在住。「FRIDAYデジタル」「あまから手帖」「旅の手帖」(手帖好き?)などで記事執筆。めったに更新しない猫田しげるの食ブログ 「クセの強い店が好きだ!」。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込。

文:猫田しげる
撮影:木下清隆