目次
〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
ØC coffee kyoto(京都・東山)

関東エリアで人気を博しているカフェブランド「ØC」の関西初となる店舗「ØC coffee kyoto」が2025年10月31日、京都・岡崎の疎水沿いにオープンしました。平安神宮や京セラ美術館からもほど近い、京都随一の文化エリアです。
同店では、星付きレストラン出身のシェフが監修したこだわりのオーガニッククレープや、デンマークの「Prolog Coffee」など、こだわりの逸品を提供。東京の既存店では「人生最高のクレープ」とも称されるシグネチャーメニューが、いよいよ関西で楽しめるようになります。
京都・岡崎の「疎水」と「北欧」の“心地よい”出会い

「ØC coffee kyoto」を運営するのは、食通としても知られる山本憲資氏が代表を務めるSML株式会社です。店名のØCはデンマーク語でオーガニックを意味するØkologiskとCrepeの頭文字に由来しています。
京都・岡崎は、平安神宮や京セラ美術館などのある文化エリアでありながら、穏やかな水と緑が流れるという最高のロケーションです。北欧の精神と京都の空気が交差する、新しい形の“心地よさ”を体験することができます。
シェフの哲学を生地に練り込む「シュガーバタークレープ」

シグネチャーメニューは「シュガーバタークレープ」です。監修したのは、星付きレストラン「Kabi」の立ち上げにも携わった田井將貴シェフ。田井シェフがデンマークでレシピを完成させた、美食の領域に迫る一皿です。
そのこだわりは、徹底したオーガニックな素材選びにも表れています。生地に使用するのは、福岡県産の無農薬小麦、島根県「きんちょう農園」のやさしい風味の牛乳、そして広島県産の平飼い卵。これらの素材から作られる生地に、鹿児島県喜界島のざらめが甘みと食感を加えています。
最大の特徴は、ニュージーランド産のグラスフェッドバターが、生地に塗られるのではなく、固形のまま添えられて提供されること。温かい生地の熱でゆっくりと溶け出すバターをからめながらいただくスタイルで、バターの豊かなコクと上質な甘みが口いっぱいに広がります。
北欧と金沢から届く、透明感の「浅煎りコーヒー」

クレープと並ぶもう一つの主役が、北欧スタイルの「浅煎りコーヒー」です。バリスタが1杯ずつ丁寧にハンドドリップで入れるスタイルで提供されます。
コーヒー豆のセレクトにも「ØC」の明確なアイデンティティが。デンマーク・コペンハーゲンの「Prolog Coffee」と、石川・金沢の気鋭のロースター「townsfolk coffee」の豆を使用しています。
「ØC」が目指すコーヒーの味わいは「フルーティで透明感のある口当たり」。伝統的な深煎りの喫茶店文化が根づく京都において、このクリアな浅煎りコーヒーは、新たな風を吹きこむ存在となりそうです。

京都店限定のドリンクとして「抹茶ラテ」も用意されており、ミルクのまろやかさと抹茶の香りが楽しめます。そのほか、自家製の「ジンジャーエール」や「レモネード」もそろっています。
岡崎の文化的な空気の中、疎水の流れを横目に、世界レベルのクレープと北欧の風を運ぶコーヒーを味わう……。「ØC coffee kyoto」で、そんな“心地よい”ひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
※価格は税込。
※記事制作に一部AIを使用しています。



