〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
Le bage(東京・蔵前)

2025年9月、蔵前駅から徒歩2分の場所に、谷中で人気を博していたベーグル専門店「Le bage(ル・ベーグ)」が移転オープンしました。店主の秋田寿氏は、パン屋や飲食業での経験が一切なく、独学でベーグル作りを始めた異色の経歴の持ち主です。以前はインテリア雑貨の企画営業やパソコンのサポートなど、全く異なる分野でキャリアを重ねてきましたが、その中で培った「ものづくりへの姿勢」と「人と関わる経験」を生かし、自分らしいベーグルを形にしてきたそう。

奈良で5年間お店を営んだのち、東京・谷中に移転して8年。地元の常連客だけでなく、海外からの観光客にも愛される存在となったのだとか。秋田さんは当時を振り返り「ありがたい環境で営業を続ける中で、もっと多くの方に楽しんでもらいたいという思いが強くなりました。モーニングやランチに特化したメニューを揃え、ゆったりと過ごしていただける空間を作ろうと考えたんです」と語ります。そうして選んだのが、同じ台東区内にある蔵前でした。蔵前は谷中からのアクセスがよく、前店舗の常連客も訪れやすい立地。さらに街自体が明るくクリエイティブな雰囲気に包まれ、会社やホテル、民泊も多いため、出勤前の会社員から旅の途中の観光客まで、幅広い層が立ち寄れる可能性を感じたといいます。

新店舗は外観・内装ともに「統一感」をテーマにデザイン。外観は白壁に赤みのある木目のドアと大きなロゴを配し、シンプルながらも印象的な佇まい。店を見つけた瞬間から「Le bage」の世界観に引き込まれます。内装は壁・天井・カウンター・テーブルすべてが赤みを帯びた木材でまとめられ、温かみのある照明が空間を包み込みます。その雰囲気は、落ち着きがありながらニューヨーク・ブルックリンを思わせる独特の趣。客席は16席とコンパクトながら、ゆったりと時間を過ごせる設えです。

看板商品は「北欧ベーグル」350円。旅行で訪れた北欧で出会ったカルダモンロールやシナモンロールに着想を得て誕生したそう。実は、秋田さんはそれまでシナモンが得意ではなかったのですが、この体験をきっかけに大好きになったとのこと。その経験から、シナモン好きはもちろん、普段は敬遠しがちな方にもぜひ味わってほしいと考えているそうです。

また、「ブルーベリークリームチーズサンド」600円も人気の一品。同店自慢のシンプルなプレーンベーグルに、自家製ブルーベリークリームチーズをたっぷりサンド。甘さ控えめで爽やかな味わいが広がり、ボリュームがありつつも食べやすいバランスに仕上がっています。大人から子供まで幅広い層におすすめできるベーグルです。

営業時間は朝8時から。平日の朝限定(月・火は定休日)で、プレーンベーグルにクリームチーズを挟んだ「モーニングベーグルサンド」を提供。ランチタイムには「スモークサーモンベーグルサンド」900円や「トマトバジルチーズベーグルサンド」790円など、食事系ベーグルも充実しています。ベーグルは売り切れ次第終了で、その後15時まではドリンクのみの販売となります。お気に入りを確実に味わいたいなら、早めの来店がおすすめです。
食べログレビュアーのコメント

『⚫︎プレーン 250円
→表面はベーグルらしくツルッツル!とても小ぶりで一つの重さは80gくらい。厚みも薄め。
程よくハリがあって、噛み切る時にやや力がいるヒキがちゃんとあるタイプ。プレーン生地はシンプルな風味。どんな具材を挟んでも相性がいいでしょう。
谷中時代と比べるとカフェスペース広めでゆっくりできそうなお店になりました。
蔵前はカフェの宝庫でもありますが、新たな刺客誕生です』(くちるさん)

『朝7:45に行ったら2番目で、少しすると行列ができて常に混んでました(ほぼテイクアウト利用の方でした)
メニューはベーグルが6種類とサンドが2種類ありました。
︎︎︎︎order
● スモークサーモンベーグルサンド ¥900
● ブルーベリークリームチーズサンド ¥600
● アイスカフェラテ ¥650
スモークサーモンベーグルサンドはサーモンと北海道産クリームチーズにオニオン、ケッパーの王道の組み合わせ。ベーグルは小ぶりながらもっちもちで食べ応えあって朝ごはんにぴったりでした。
ブルーベリークリームチーズは甘みとコクのバランスがちょうどよく、スイーツ感覚でも楽しめました』(miel_0さん)
※価格は税込。



