13,200円のコースを全部見せ!
旬を感じるつまみや刺身からスタート

コースの序章は、まずつまみから。季節によって旬の食材が変わるつまみは5品前後で、料理に合わせた九谷焼や作家さんの一点物など、美しい器に盛られて運ばれる。繊細な能登のもずく酢は、シャキシャキと音が鳴るほどの食感も楽しい一品。


するめいかの肝焼きには、能登の名産品いしり(いかの内臓で発酵熟成させた魚醤)が使われ、お酒がすすむ香ばしい味わいが広がる。

喉ごしなめらかな岩牡蠣は、濃厚なクリーミーさだけではなく、ぷりっとふくよかな特大サイズにも驚かされる。

ふんだんに北陸の食材を使ったつまみを堪能したら、待望の握りへ。
食材のよさに向き合う本命の握りは9貫前後

ネタに対しての量や、握る強さ、魚とのバランスを心掛け、丹念に握られる寿司9貫。



ほんのり温かいシャリには、水分が多すぎる新米を使わず、宮城の2~3年ものの古米を使用。丁寧な包丁仕事を入れた赤いか、遠洋で水揚げされたものから選び抜かれた甘海老、小さな20匹ほどで構成される甘くねっとりとした白海老など、小ぶりでふんわりとした、細部にまで趣向を凝らした握りは感動の連続。





中でも異彩を放っていたのが、煮うなぎ。穴子のように見えるそれは、石川ではいい穴子がないため、よくうなぎを食べる習慣があることから生まれた、握りでは滅多に出会わないオリジナリティ溢れる一貫。

じつにユニークな握りを終えたら、〆のふわふわ玉子を頬張りたい。甘海老の頭と皮で丁寧に出汁を取り、すり身を使った、香ばしい海老の香りが堪らない。コースは石川「ヤマト醤油味噌」の2年熟成味噌を使用した味噌汁でフィニッシュ。


日常使いにもご褒美にも満足度の高い、手の届く価値あるお値打ちコースの予約は、オープンしたばかりのいまこそ、早い者勝ちかもしれない。



