【噂の新店】「すし処 優勝」
石川から直送される高級素材をカジュアルに楽しむ“おまかせ”スタイル
今回いち早くオープン初日に取材で訪れたのは、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの3階にオープンしたばかりの「すし処 優勝」。虎ノ門横丁の目の前、という好立地にあり、昼も夜も潔く13,200円のおまかせスタイルのみという、高コスパの予感しかしない注目株の寿司店だ。
石川県金沢港で人気を博し、「The Tabelog Award」でもSilverを受賞している「すし処 めくみ」の山口尚亨大将が監修した「立喰い鮨 優勝」の系列店とあり、価格以上に期待値も高まる。2025年8月1日に開店した、本格寿司の魅力を紹介する。

カウンター席のみで構成される、清潔感のあるモダンな空間。ビルの中ということをひととき忘れてしまうかのような、天井の高さも心地よい。8席のみというプラチナシートに辿りつくには、事前の予約が必須だ。

一等地で勝負する、新鮮な本格寿司×高コスパを両立できる理由とは?
握り手として腕を振るうのは、清水晶義さん。開業を任され金沢から上京し「ワクワクと不安のチャレンジです」とにこやかな表情。「能登や北陸の食材のおいしさを多くの方に伝え届けていきたい。漁師がいないと成り立たないし、自分が上手に繋いでいく存在になりたい」と話す。

虎ノ門という一等地でコスパの高さを実現できるのは、寿司の真髄である鮮魚の仕入れに強みがあるから。高級鮮魚の元卸業「八七産業」が経営グループの母体であり、能登をはじめ北陸から厳選された鮮魚を、港で競り落としてすぐに東京まで毎日直送。卸直営の寿司ブランドだからこそ、鮮度とクオリティの高い仕入れルートが約束されているのだ。つまみ5品、握り9品、〆の玉子、味噌汁のおまかせのフルラインアップを、一挙に紹介する。
