〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
MENSHO District(東京・代々木上原)

2025年6月、代々木上原駅を出てすぐの場所に、国内外でラーメン店を展開するMENSHOグループによる新店舗「MENSHO District」がオープンしました。この店舗は、2025年3月まで新宿ミロードで営業していた「MENSHO SAN FRANCISCO」を継承する新たな拠点。同店は、MENSHOグループが海外初出店したサンフランシスコ店の人気メニューを日本で再現するというコンセプトで、多くのラーメンファンに支持されてきました。しかし、建物の取り壊しに伴い惜しまれつつ閉店。その後、新たなステージとして、海外で高く評価されたラーメンを“逆輸入”というかたちで提供する「MENSHO District」のオープンに至りました。
株式会社麺庄で代表取締役を務める庄野智治氏は、ラーメンクリエイターとして世界で活躍しています。2005年に「麺や庄の」を創業し、世界6カ国で27店舗を展開(2025年8月現在)。それぞれ異なるコンセプトでラーメン文化を発信し、国内では「TRYラーメン大賞」塩部門第1位、「ラーメンWalker」全国新店部門で金賞など数多くの受賞歴を持っています。
新店舗のあるエリアは、アッパーミドル層が多く住む高級住宅街としても知られています。住民の多くが、品質の確かなものや背景にストーリーがある商品に価値を見いだす「本物志向」である点も、大きな特徴です。庄野氏は、そうした環境は、単なる味の良さにとどまらず、文化的な文脈を重視する「MENSHO」のブランド哲学とも深く共鳴すると考えたそう。
さらに、アートやデザイン、音楽などの分野で活躍するクリエイター層や、食へのこだわりが強い感度の高い人々も数多く暮らしているため、「ラーメン×カルチャー」というコンセプトを掲げるMENSHOにとっては、まさに理想的なロケーションだったとのこと。こうした背景をふまえ、代々木上原という街との親和性を強く感じたことが、今回の出店を決定づけた理由のひとつとなったのだとか。
店内に一歩足を踏み入れると、まるでダイニングバーやギャラリーのような洗練された空間が広がります。木の温もりを活かした天井や、やわらかな間接照明、そして和の文様があしらわれた壁面が、落ち着きのある雰囲気を演出。客席は、ひとりで静かに食事を楽しむカウンター席のほか、大切な人と語らうテーブル席があり、全27席。どちらも心地よく過ごせるようなデザインです。また、MENSHOでは自家製麺にこだわっていて、店内には石臼と製麺機も設置。小麦そのものをひくところからはじまるラーメンづくりを実現しています。店内でひいた小麦による自家製麺の提供も行っていくとのことです。
人気の「醤油らぁ麺」1,000円は、日本各地から厳選した5種の木桶仕込み醤油を独自ブレンド。親鶏のうまみを丁寧に引き出した清湯スープに、アサリの上品な貝出汁、瀬戸内産カタクチイワシの煮干し昆布出汁を重ね、3種のスープが絶妙に調和。それぞれの素材が引き立ち、奥深くも優しい味わいが広がります。
「鴨抹茶らぁ麺」1,500円は、クリーミーでコクのある鶏白湯スープに、上質な抹茶の繊細な香りを合わせたユニークな一杯。国産鴨ロースを自家製の柑橘麹タレに漬け込み、低温調理で仕上げた鴨チャーシューは、しっとりと柔らかく香ばしさも抜群。抹茶の風味とともに、奥行きのある味わいを楽しめます。
「鶏白湯らぁ麺」1,200円は、渋谷にある鶏白湯ラーメンが人気の「ジカセイ メンショウ」でも好評を博す人気メニュー。濃厚な鶏のうまみが溶け込んだスープに、芳醇なトリュフソースを絡めて食べすすめるスタイルで、一口ごとに贅沢な風味が広がります。
サイドメニューも、ボリューミーな「2種の豚チャーシューごはん」500円や、香り豊かな鰹節とまろやかな卵が絡み、シンプルながら深いうまみの「本枯鰹節香る卵かけごはん」500円、ラーメン店では珍しい贅沢な「いくらごはん」700円と種類豊富です。
今後はアメリカで人気を博したヒットメニューや、期間限定の贅沢ラーメンなども順次展開していく予定だそう。新しい味との出会いを楽しみに、定期的に訪れたくなる魅力的な新店です。
食べログレビュアーのコメント

『麺は細長くてしなやか。
そうめんチックな感じで、スープとはよく絡む。
これはやや好みは分かれそうな気もする。
チャーシューはデフォで3種入ってました。
ころっと小ぶりなやつ、
モチモチジューシーでウマ!
大判のやつはしっとりで旨味に溢れてる。
もう一枚の小ぶりなのは、
吊るし焼きの風味も良く、これもいける。
3種全部いけてました。
メンマもうまいな〜
味付け、食感ともにこだわりを感じる。
ネギや海苔のアクセントもナイス。
あと青菜も。
久しぶりのメンショーでしたが、
とても美味しかったです。
1000円なら十分な内容でした。
これはきっと限定とかも間違いなさそう』(あるぱかーんさん)
※価格は税込。



