〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

APÉRO VILLAGE(東京・池尻大橋)

お洒落な店内 写真:お店から

2025年7月24日、池尻大橋駅から徒歩12分ほどの場所にある複合施設「HOME/WORK VILLAGE」の1階に、ワインのボトルショップと角打ちを融合させた「APÉRO VILLAGE(アペロ・ヴィラージュ)」がオープンしました。「HOME/WORK VILLAGE」は、旧世田谷区立池尻中学校の校舎をリノベーションした施設で「暮らし(HOME)」「仕事(WORK)」「宿題(HOMEWORK)」をキーワードに、これからのライフスタイルや働き方を体験・発信するための場として誕生。2025年4月には一部エリアが先行オープンし、注目を集めています。館内にはシェアキッチンや配信スタジオ、ギャラリー、コワーキングスペース、オフィスに加え、体育館やブックラウンジ、スポーツコミュニティを育むスタジオなども併設。読書を楽しみながら過ごせる空間や、体験型イベントが開催されるマルシェなどを通じて、地域の人々とクリエーターが交わるコミュニティの拠点としても機能しています。

ワインとの出会いを楽しめます 写真:お店から

そして今回、1階のショップ&飲食フロアがグランドオープンを迎え、「APÉRO VILLAGE」もその一角にオープンしました。「APÉRO」は、フランス人オーナーのデュペリエ・ギヨーム氏が、ディナーの前に軽くワインとつまみを楽しむフランスの習慣「アペロ」を日本にも伝えたいという思いから、2014年に南青山で立ち上げたワインバー(現在は移転に伴い一時クローズ中)で、2021年には京島にてワインショップとオンラインストアを展開し、全国に向けてワインの魅力を届け続けています。

300種類以上のワインがずらりと並ぶ 写真:お店から

新たにオープンした「APÉRO VILLAGE」では、厳選された300種以上のワインを販売。造り手のセラーから直接セレクトされたワインは、オーナーのデュペリエ・ギヨーム氏が背景にあるストーリーに心を動かされ、その味わいに心を打たれたもののみが並びます。ラインアップはフランスを中心に、オーストラリア、イタリア、日本などのオーガニック&ナチュラルワインに特化しており、ジャンルも価格帯も幅広くそろっています。

学校の面影を感じる空間 写真:お店から

店内中央には大きなワイン棚とハイカウンターのテイスティングスペースがあり、気軽に1杯から角打ちスタイルでワインを楽しめます。壁面には黒板が設置されており、チョークで自由にメッセージを書けるなど、かつての学校の面影を残した遊び心のある空間演出も。こちらでワインレッスンや掲示物なども考えているそう。

角打ちスペースには約10席のハイチェアが用意されており、日替わりで提供される10種ほどのワイン(グラス1,000円〜)を気軽に味わえます。気分やシーンに合わせて、経験豊富なスタッフが最適な一杯を提案してくれるのもうれしいポイント。まるでパリの街角にいるかのような、エスプリ漂うひとときを過ごせるでしょう。

また、月に数回は一般参加も可能なテイスティングイベントを開催予定。ワインの知識を深めながら、造り手や仲間たちと出会える貴重な機会も提供されていくそう。

オリジナルグッズの販売も 撮影:食べログマガジン編集部

さらに、オリジナルグッズの販売も予定されており、Tシャツや、手ぬぐい専門店「かまわぬ」とのコラボによるオリジナル手ぬぐい、「APÉRO」のロゴ入りグラスなども店頭に並びます。

ワインを買うだけでなく、その場で飲み、背景を学び、人とつながることのできる体験型の空間「APÉRO VILLAGE」。日常の中に、ちょっとしたワインの楽しみを取り入れてみたいという方にぴったりの場所です。一度訪れて、新しいワインと出会ってみてはいかがでしょうか。

※価格は税込。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:佐藤明日香