フワフワの生卵と納豆×鶏ガラスープのうまみが麺に絡む「納豆ざる」

納豆と卵と絡ませる
 

秋山さん

打ち立てのもっちりとした自家製麺で、納豆のつけ汁もよく絡んでおいしいです。

具義さんが推すのが「チャーシューざる」に次いで人気の「納豆ざる」1,450円だ。麺やつけ汁は「チャーシューざる」と同じだが、トッピングのチャーシューの代わりに、生卵と納豆をまわしかけている。使用しているのは市販の小粒納豆と一般的な生卵。納豆ダレは使わず、隠し味に柚子を加え、納豆と生卵を合わせて空気を含ませつつ、泡立つ手前までレンゲでかきまぜている。

つけ汁にたっぷりとのせる
 

秋山さん

納豆と卵がよく混ぜられているつけ汁は、見た目が美しい黄色で、つけ汁の味もまろやかになり、今まで食べた納豆ラーメン系で一番おいしかったです。「チャーシューざる」ほどチャーシューの量はありませんが、食べ応えあるチャーシューがゴロッと入っていておいしいです。麺の上の海苔も良い味出しています。

つけ汁が絡みやすい麺

納豆と卵というと、パンチの利いたつけ汁の味とぶつかりそうに思うが、合わせることで味に奥行きを生み、まろやかさを加えてくれている。フワフワになったつけ汁は、麺にもしっかり味が絡む。

納豆とチャーシューが意外と合う

1人前70gも入った角切りチャーシューも、納豆つけ汁に寄り添うような相性の良さだ。シャキシャキとした歯ごたえをしたブロックメンマの甘さ、七味の辛さ、酢の酸味、海苔のミネラルを伴ったうまみなど、食べ飽きないようさまざまな味で全体のバランスが整えられているのも良い。麺は1人前600gとボリューム満点だが、食べるたびに多彩な味が広がり、箸が進む。

昼時や夕食時は行列必至の「らぁめん 満来」だが、店長によると15~18時、平日21時以降は比較的空いているため狙い目だという。栄養価が高く、スタミナがつく「納豆ざる」でおいしく猛暑に備えたいところだ。

教えてくれた人

秋山具義
1966年秋葉原生まれ。1990年日本大学芸術学部卒業。広告代理店I&S(現 I&S BBDO)を経て、1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーン、パッケージ、写真集、CDジャケット、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行う。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」CDジャケットデザインなど。著書に「世界はデザインでできている」がある。2016年より「食べログ」グルメ著名人としても活動。J-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」にランチのスペシャリストとして出演している。

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※価格は税込。

文:中森りほ、食べログマガジン編集部
撮影:佐藤潮