〈食べログ3.5以下のうまい店〉

おいしいもの好きのあの人に「食べログ3.5以下のうまい店」を教えてもらう本企画。今回はフードコラムニストとして活躍する門上武司さんに、手ごろな価格で値打ちあり!の焼鳥店を教えてもらった。

8席のみの隠れ家焼鳥店

大阪メトロ「中津駅」から徒歩5分。大通りからひと筋入ったすぐのところに、ベージュの暖簾がかかった焼鳥店がある。目印は暖簾の小さなロゴのみの、隠れ家的一軒だ。

2024年10月のオープン。梅田からも徒歩圏内だ

扉を開けると、外とはまるで異なる落ち着いた大人な雰囲気の空間が広がる。コの字形カウンターはゆったりと8席のみ。カウンター向こうのキッチン中央には焼き場があり、どの席からもその臨場感が楽しめる。

一見焼鳥屋とは思えない、モダンかつお洒落な内観

料理を一人で担当する大将は、山下拓也さん。兵庫県・西宮市出身の36歳で、大学中退後、料理の道へ。「とにかく焼鳥が好き」と、芦屋の焼鳥店などで約5年の経験を積み、現店の立ち上げに携わった。「“月に何度も来られる焼鳥屋”を目指し、料理、居心地、コミュニケーションの3本柱を大切にしています!」と山下さんは笑う。

話し上手で、きさくな大将・山下さん

いただける料理はコース(5,500円)が主軸。前菜2品、サラダ、茶碗蒸し、串7本、焼き野菜、デザートといった流れで、中身は季節や仕入れによって変更ありだ。また、21時以降は、飲みなおしの方などのために、単品でも対応している。

目の前で焼く、香りや音もごちそう
 

門上さん

新しい焼鳥屋ができ、店名が「そり」というのにひかれ訪れました。「そり」は焼鳥の部位のソリレスという予想が当たりました! 広い通りから路地を入ったところにあり、隠れ家のような雰囲気も素敵です。