【第4週のカレーとスパイス】ネパール焼肉まで食べられちゃう! 本格派かつ個性派ネパール料理店が大久保に新登場「SHERPA ASIAN HUB」

2025年3月26日に開店した「SHERPA ASIAN HUB」

昨年から注目の新店舗が続々と誕生しているネパール料理激戦区大久保エリア。本格的でおいしい、あるいはお手頃価格であることは既に当たり前となっており、この中で生き残るにはプラスアルファの個性が無いと厳しい状態と言えます。そんな大久保で2025年3月26日に開店した「SHERPA ASIAN HUB」は、まさに他に無い個性を持った新店舗だと言えるでしょう。

焼肉店の名残を感じさせる店内の雰囲気がまた大久保らしい

こちらの特徴はクラシックなネパール料理のみならず、南インド料理もあればネパール焼肉まで楽しめるということ。奥まった入り口を抜けると中は各テーブルに換気装置がついており、この場所が元々韓国系焼肉店だった名残を感じさせます。

南インド料理のメニューページ
こちらのページにはネパール焼肉も!

まずは前菜的に「マサラドーサセット」1,050円から。ドーサとは南インドの軽食で、豆粉や米粉を使った甘くないクレープのような料理。

「マサラドーサセット」

こちらのお店では、スパイスで味付けされたポテトを自分で入れるスタイル。ココナッツやトマトのチャトニを塗り、サンバルをかけていただきます。本格的な南インド料理店と遜色ないレベルのドーサにこの後の料理への期待が高まりました。

円錐形のドーサを開き、具材を包んでいただきます!

ネパール焼肉と名付けられた焼肉はネパールらしく牛は無く、羊と豚と鶏。テーブルで焼く場合は2人から注文可能で、各種の肉は1人前ずつでも頼めるとのこと。「味付け焼きマトン」1,200円と「豚肩ロース」600円を注文し、テーブルに設置された焼き台で自ら焼いていただきました。

「味付け焼きマトン」(写真手前)と「豚肩ロース」(写真奥)

甘味噌、辛味噌、塩ごま油の3種のタレで食べる焼肉。このような場所で焼肉を楽しめるという体験は他では得られないものでとても楽しいです。

日本ではなかなかお目にかかれないネパールスタイルの焼肉

〆はネパールセットメニューの「Aセット」700円をチキンで。ネパール料理定番のダルバートです。ククラコマス(ネパールのチキンカレー)とダルは優しく滋味深いおいしさ。サグ(青菜炒め)にアチャール(スパイス漬物)もレベルが高いです。これがこの価格で食べられるというのは素晴らしい。

「ネパールセットメニュー・Aセット」

色々なジャンルの料理があるとどれも中途半端となってしまうことが往々にしてありますが、こちらは本格的な南インド料理とネパール料理、そして珍しいネパール焼肉と、どれを食べてもおいしく、また、それを同時にいただけるという非常に楽しいお店です。1人でも楽しめますが、複数で行き、さまざまな料理を楽しむのがよりおすすめです。

【第5週のカレーとスパイス】わざわざ行く価値アリ! 桜台駅の目の前にハイレベルな南インド料理店が誕生「YUMMY TUMMY(ヤッミ タッミ)」

2025年3月2日にオープンした「YUMMY TUMMY」

2025年3月2日に桜台駅前にあるビルの2階にできた南インド料理店「YUMMY TUMMY」。ヤミータミーではなく“ヤッミタッミ”と読むようです。

お店は桜台駅前のビルの2階にあります

開放感のある広い店内はさまざまなニーズに対応。一人で南インドの軽食やミールスを楽しむも良し、家族で食事を楽しむも良し、多人数での宴会も可能です。

座席数も多く、広々とした店内

ここ数年でインド亜大陸の現地料理のお店やスパイス料理のお店が増えてきている西武池袋線沿線ですが、こちらもその流れにあるお店であり、他のお店に負けないレベルの高さとなっています。

「レモンチキン」

まずは前菜的に「レモンチキン」1,050円と「マトンチュッカ」1,120円を。レモンの酸味がしっかりと感じられるチキンは濃厚でありながら爽やかで、お酒のおつまみとしても機能する逸品。

「マトンチュッカ」

マトンチュッカはドライなマトンカレーといった趣で、こちらもおつまみにもなり、これとパロタだけでも十分満足できる食事となるもの。王道のおいしさです。

「ベジミールス」

「ベジミールス」1,550円がまた素晴らしかった。写真左下から時計回りに、ケサリ(セモリナ粉を使用したスイーツ)、カードライス(ヨーグルトで作ったインドのお粥的ご飯)、カーライコランブ、サンバル、クートゥ、ラッサム、じゃがいものポリヤル、ピックル(インドの漬物)。真ん中にバスマティライス、サンバルの上にパパドという構成なのですが、野菜だけでありながら満足度の高い仕上がり。

ハイレベルなベジミールス

定番のサンバルやラッサム、クートゥはそつのないおいしさであり、カーライコランブが非常にレベルが高いです。カーライコランブにもさまざまなスタイルのものがありますが、こちらのものはトマトや茄子のうまみがスパイスで引き出され、野菜だけとは思えない印象的なおいしさです。これを食べるためにこのベジミールスがあると言えるくらいの主役感。

また、キャベツやにんじんを使用する店が多いポリヤルがじゃがいもで作られているのも珍しくて楽しく、デザートのケサリが素朴で癒やされるようなおいしさでした。

ひょっとするとデザートのレベルも高いのでは?と考えて「クルフィー」599円も注文。

「クルフィー」

カルダモン香るインドのアイスクリームなのですが、これもまたまろやかで程よい甘さ。やはりデザートのレベルも高かったです。

南インド料理好きならわざわざ行く価値のあるお店です!

ミールス良し、一品料理良し、デザート良しで総合レベルが高く、先述したように店内が広いこともあってさまざまな使い方ができる新店。文字通り駅前という立地の良さもあり、既に地域の方々に愛されている様子。住んでいる方以外はなかなか行く機会の少ないエリアかと思いますが、途中下車して立ち寄る価値のあるお店だと言えるでしょう。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格はすべて税込です

撮影:カレーおじさん

文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部