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脂が香ばしい! 焼肉では珍しい「テール

牛1頭から5人前程度しか取れない、実は希少部位の「テール」

焼肉での提供は珍しい「テール」1,100円は、焼肉好きの客との会話からメニュー入りしたそう。
テールスープのイメージでかなり濃厚な味わいかと思いきや、焼肉にすると脂はこってりしすぎず香りが際立つ。また、よく動く部位のため、うまみの凝縮された肉肉しい味わいとなっている。

テールは軽く焦げ目がつくまでしっかり炙り焼きに
口の中が一気に爽やかになる「純胡椒」280円。タンに合わせてもおいしい
 

小関さん

焼肉でテールは比較的珍しいので、おすすめしたい部位です。テール元から2番目、3番目あたりを使用。塩・胡椒をしているので、しっかりと焼き、肉の香り、脂の香ばしさを感じて食べてほしいです。次に純胡椒(別注)をオーダーし、まずかじってからテールを頬張る、口内調理をぜひ!

劇的味変を楽しめる「ホルモンミックス(みそ)」

この日の部位はレバー、シマチョウ、ウルテ、ハツモト、ミノ、マルチョウ

「ホルモンミックス」1〜2人前2,200円は、香川から届く新鮮なホルモン6種の盛り合わせ。味付けをみそ、タレ、塩から選べる。中でも西京味噌と韓国のコチュジャン、自家製焼肉ダレをミックスした「みそ」は、コクがあって香ばしく、ご飯のお供にぴったり。

香ばしい香りが広がり、食欲をそそる

ホルモンはまとめて重ね合わせるようにして焼くと炎があがりにくい。さらに、網を軽くゆすってタレを落とし、その煙で燻すことでより香ばしく仕上がる。

「青唐辛子ゆずポン酢」220円をたっぷり付けると、一気にさっぱりした味わいに
 

小関さん

ホルモンミックスの中では、みそがおすすめ。こってりしていて焼き上がりをまずはそのまま食べてほしいです。次に、おすすめの食べ方である青唐辛子ゆずポン酢(別注)を付けて食べると全く別の味付けのホルモンが楽しめます。

〆は濃厚風味の「海鮮スンドゥブチゲ」で

「海鮮スンドゥブチゲ」1,200円、ご飯付き+220円。チーズも+200円で追加できる。韓国海苔やキムチをあわせてもおいしいそう

〆で人気の「海鮮スンドゥブチゲ」は、さまざまな素材の風味を贅沢に感じられる一品。辛さは控えめにしてあり、好みに合わせて青唐辛子を追加できる。牛テールを4日間煮込んで濃厚なテールスープをとった後、さらに水を足して煮込んだ2番スープをベースに使用。炒めたネギと豚ひき肉にネギ油と焦がし醤油で風味を付けたスープの素とあわせ、さらに牛脂を溶かして濃厚さをプラス。そこにたっぷりの海鮮を入れて熱々で提供される。特に風味が際立つ桜エビのトッピングは、日本のラーメンやつけ麺からヒントを得たとか。

 

小関さん

〆メニューNo.1。牛脂を溶かして、牛テールスープで作るスンドゥブチゲは熱々で濃厚。その中に、ムール貝、イカゲソ、エビ、アサリ、ホタテ、サクラエビなど海鮮も豊富に入り、食欲をそそる香りもたちます。残ったスープには白飯を投入して頬張りましょう。私はチャレンジしていませんが、青唐辛子追加(+50円)、激辛(+100円)もありますので辛いもの好きの人はぜひチャレンジしてみてください。

余分な脂を丁寧に落とし、子どもには薄くスライス、年配者には切り込みを多く入れるなどの調整も

オリーブ牛をメインとした上質なホルモンを、自分好みの味付けで堪能できる「炭焼ホルモン えいた」。
精肉は注文後に手切りし、厚切り、薄切りも好みにより対応。予約して来店しても時間制限なしなど、随所に「客に喜んでもらいたい」という思いがあふれている。

今後はより広い物件への移転や、斬新な新メニューも考えているとのことなので、ぜひ早めにチェックして行きつけリストに加えておこう。

※価格はすべて税込

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文:當間優子、食べログマガジン編集部 撮影:田川葉子