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新しいお店がどんどん出店し、ますますの盛り上がりを見せる飲食業界。「気になる店が多すぎてどこの店に行ったらわからない!」という人も多いのではないでしょうか。
そこで、グルメ情報に精通している方々に、最近訪れた新店に関するアンケートを実施。特に注目している「今月の新店」について教えていただきました。
今回はドーナツ探求家、溝呂木一美さんにお答えいただきます。
教えてくれる人

溝呂木一美(みぞろぎひとみ)
ドーナツ探求家・イラストレーター・グラフィックデザイナー・手芸愛好家。国内外で年間500種類以上のドーナツを食べ、自身のブログや各種SNS、テレビやラジオ、雑誌、Webメディア等でも情報を発信。著書に『私のてきとうなお菓子作り』(ワニブックス)、『ドーナツのしあわせ』(イースト・プレス)、『ドーナツの旅』(グラフィック社)。いろいろ制作ユニット「スタジオ・ソラリス」所属。
今月のベストワン
Q. 直近で行った新店の中で、特におすすめしたいお店を教えてください
A.「ペコちゃんmilkyドーナツ 横浜ワールドポーターズ店」です

1910年に創業し、洋菓子店として親しまれてきた不二家が新業態としてスタートさせたのがドーナツ専門店「ペコちゃんmilkyドーナツ」です。2024年9月に神奈川・海老名に初登場し、2025年1月に東京・有明にオープン、じわじわ評判を呼び、2月には横浜にもやってきました。
不二家の創業者、藤井林右衛門が初めて洋菓子店を開いたのは横浜の元町でした。縁のある横浜で不二家のドーナツを食べるというのは、ちょっぴりエモーショナルです。老舗洋菓子店のエッセンスを感じるドーナツを、ぜひ味わってください。

Q.「ペコちゃんmilkyドーナツ 横浜ワールドポーターズ店」でおすすめしたいメニューを教えてください
A.「milkyドーナツ」です

「ミルキーはママの味」という一文を、メロディにのせて脳内変換できる人は、このドーナツを食べると「これはミルキーの味! ママの味だ」と思い出し、懐かしく感じるかもしれません。ほわほわほこっと、しっとりやわらかなケーキ生地のドーナツは、不二家のロングセラーキャンディ「ミルキー」に使用している北海道練乳を練り込んだ生地を、米油で揚げています。コクのあるミルク感がたっぷり、香ばしく軽い口どけに仕上がっています。ほどよい甘さで食べやすく、朝食や昼食にもよさそうです。素朴なドーナツに、不二家の真髄が生きています。

A.「milkyドーナツソフト」です

ドーナツの輪っかの上には、何かのせたくなるものです。それが「ソフトクリームだったら最高」と思ったら、ありました。「milkyドーナツソフト」は「milkyドーナツ」に「プレミアムmilkyソフトクリーム」をのせたものです。もともと不二家で販売していた「milkyソフトクリーム」をさらに濃厚にしたというソフトクリームで、とってもなめらか! ミルクのおいしさがぎゅ〜っと凝縮されているかのようです。ドーナツとの相性も抜群です。最初にソフトクリームの、つんとしたところをひとすくいして、ミルクの味に魅了され、ワクワクしながら食べ進め、ちょっと溶けてドーナツにしみてくるところまで、あっという間の幸せな時間です。最後の一口まで楽しみましょう。「ペコちゃんmilkyドーナツ 横浜ワールドポーターズ店」は、ソフトクリームの品揃えも豊富です。

※価格はすべて税込
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https://www.instagram.com/tabelog/
文:溝呂木一美、食べログマガジン編集部