〈食通が占う、2025流行る店〉

パリオリンピックの開催もあった2024年。さまざまな国の食事情や食品ロスについて、目を向ける機会にもなったのではないでしょうか。新たな食体験に感謝しながらできることを続けていく、2025年もそんな優しい社会になりますように!

そんな願いも込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2025年注目の「ブレイクしそうな店」「3,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。

今回は、ドーナツ探求家の溝呂木一美さんにお答えいただきます。

教えてくれる人

溝呂木一美(みぞろぎひとみ)
ドーナツ探求家・イラストレーター・デザイナー・手芸愛好家。国内外で年間500種類以上のドーナツを食べ、自身のブログや各種SNS、テレビやラジオ、雑誌、Webメディア等でも情報を発信。著書に『私のてきとうなお菓子作り』(ワニブックス)、『ドーナツのしあわせ』(イースト・プレス)、『ドーナツの旅』(グラフィック社)。いろいろ制作ユニット「スタジオ・ソラリス」所属。

2025年のブレイク予想

Q. 2025年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?

A. 「Randy’s Donuts(ランディーズドーナツ)」です

米国1号店の屋根上にそびえ立つ巨大なドーナツ形サイン看板は、古くから街のシンボルに 写真:お店から

2025年春にオープン予定の「Randy’s Donuts」。アメリカで1952年に創業した、歴史の長いドーナツチェーンで、ついに日本初上陸を果たします。50店舗展開を目標としており、大きな話題になると期待しています!

デザイン豊富な手作りドーナツが楽しめる 写真:お店から

アンダー3,000円のお手軽グルメ

Q. 2025年に〈ブレイクしそうな3,000円以内のグルメ〉は何ですか?

A. 「ペコちゃんmilkyドーナツ ビナウォーク海老名店」の「milkyドーナツ」165円です

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「ミルキー」をイメージしたドーナツ   出典:matsumoooouさん

2024年はクリーム入りのドーナツが流行しましたが、2025年は生地そのものをシンプルに味わえるドーナツに注目したいです。特に「milkyドーナツ」はケーキ生地を揚げたソフトな食感で、幅広い年齢層に好まれるオーソドックスなドーナツです。進化していくドーナツもおもしろいですが、原点回帰として素朴なケーキ生地のドーナツのブレイクを待ち望んでいます。

プレーンのほか、いちごやチョコレートなどのフレーバーも 写真:お店から

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込です。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:溝呂木一美、食べログマガジン編集部