〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
アタラヨ.(東京・三軒茶屋)

2024年12月20日、三軒茶屋駅南口Bより徒歩約5分のところにイタリアンの新店「アタラヨ.」がオープンしました。場所は、栄通りから一本入ったアーケード街「十一番街商店会」沿いです。
「近所の人たちがフラッと立ち寄ってイタリアンを食べながら、おいしいナチュラルワインが飲める店にしていきたい」と語るのは、運営元の株式会社HAPPYHOUSE代表・米川正夫氏。店内の入り口は、居心地の良さを考慮して、明るく開放的なガラス扉にこだわったのだそう。

「新しさと古さが共存するお店を作りたかった」という店内。趣のある古民家をリノベーションして、梁や床など古い長屋ならではの木の温もりとデザインを活かした空間は、下町の風情とクリエイティブなセンスが共存する街の雰囲気とも絶妙にマッチしています。

店名の「アタラヨ(可惜夜)」は、日本の古語で“明けるのが惜しいほどすばらしい夜”という意味を持つ言葉。フランス語で“夜”をさす、中目黒の系列店「nuit」とも関連しています。
シェフを務めるのは、長崎県出身の古賀氏。地元で飲食店を切り盛りしていた父親の背中を見て育ち、物心ついた頃には料理人になることを決意していたそうです。調理師専門学校を卒業後、都内のレストランで修業し、新店の立ち上げとともにシェフに就任しました。

お店のイチ押しメニューは「イタリア産ブラータチーズと絶品トマトのマリナーラ」2,600円。老舗製麺所「浅草開化楼」のもちもちパスタに、甘みと酸味がちょうどいいブランドトマトを煮詰めてアンチョビとオレガノを利かせたトマトソースを絡めています。上にのせたブラータチーズがクリーミーでリッチな味わいを引き立てます。

飲みはじめにオーダーしたいのは「生ハムとニョッコフリット」660円。薄い揚げパンの上に、生ハムと削りたてのチーズをのせた軽い食感がクセになる一品です。

店内のウォークインセラーには、選りすぐりのナチュラルワイン常時50〜60種類を最適な状態でそろえています。客が直接入って、好きなワインを選ぶことも。

ボトルに付けられたタグにご注目を。銘柄ごとに味の特徴が書かれているので、じっくり読みながら好みのワインを選ぶのも楽しそうです。グラスは1,000円から、ボトルは8,000円から用意されています。

座席は1階にカウンター10席とテーブル6席、2階にテーブルが20席。1階はペット同伴もOK、立ち飲みスペースもあり、サクッと飲みにもよさそうです。2階は8名以上で利用できる個室もあり、プライベート感たっぷりに過ごせます。
「nuit」より価格帯も抑えて、気取らず楽しめる居心地のいい町イタリアン。おひとり様やデート、グループ飲みにも使えそうな新店、ぜひブックマークを!
食べログレビュアーのコメント

『お値段、6,000円/人くらいとリーズナブルなのに、それでいておしゃれ料理から、旬の食材を使った料理まで、めちゃくちゃバランスがいい◎
ワインもナチュールが豊富で、4人ぐらいで来てわいわいボトルを選ぶのも楽しそう。
イチオシは何といっても牛頬肉の赤ワイン煮込み!!
ナイフいらないくらいほんっとにほろほろ!
煮込みすぎるとパサついたりするけど、こちらはしっとり。
過去一の牛頬肉の赤ワイン煮込みかも……』(snow1923さん)

『アラカルトで注文できるのが嬉しい♡
女子2人で訪問!
中でも「えびの千枚漬け」がダントツのお気に入りでした。
トレーニング中の人でも罪悪感なく楽しめるメニューが揃っていて◎
そして何より、ワインの種類が豊富すぎて大興奮!
選ぶ時間まで楽しかった♡』(garlicGYOZAさん)
※価格はすべて税込