〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
元あざぶ くしま(東京・麻布十番)
2024年10月9日、都営地下鉄・麻布十番駅南3出口から徒歩約3分のところ、麻布十番商店街沿いに割烹カウンターのお店「元あざぶ くしま」がオープンしました。
大将の串間隼人氏は、八重洲富士屋ホテル(※現在閉業)にて西音松氏の一番弟子の下で修業を積み、芝大門の名店「くろぎ」で5年間勤務したのちに独立。“おいしい料理を食べて喜んでもらいたい。自分自身も料理をすることが何よりも好き”という思いから、お店をオープンさせました。
出店地の麻布十番は、プライベートでよく訪れていた場所。雰囲気が気に入っていて、“お店を開くなら、この場所”と決めていたのだそう。
メニューは、季節の食材と上質な肉料理を織り交ぜたおまかせコース(22,000円〜)のみ。コースには、オプションで伊勢海老を組み込むことも可能です(33,000円〜)。季節によってメニューが変わるので、訪れる度に楽しみがあります。
スペシャリテは「地鶏炭火焼き」と「コンビーフの飯蒸し」。地鶏は、宮崎県出身の串間氏が大好きな故郷の炭火焼スタイルで提供します。
「コンビーフの飯蒸し」 は、ローストビーフ丼に着想を得たオリジナルメニュー。自家製コンビーフの濃厚な味わいと、山葵の突き抜ける爽やかな風味が絶妙なバランスです。
店内にはワインセラーも完備。和食といっても肉料理中心のコース内容なので、ワインラバーにはたまりませんね。
座席はカウンター7席と個室(最大6名まで)が1部屋。若竹色の聚楽壁に白御影石のカウンターを合わせた、落ち着いた雰囲気の空間です。
営業は夜のみ、完全予約制となっています。開放的なオープンキッチンを眺めながら、美食と美酒に酔いしれる贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
食べログレビュアーのコメント
『店主の串間さんは、大門にある人気店「くろぎ」で修業されていた方で、黒木さんとは高校の同級生という間柄だとか。
基本的に肉料理を中心としたコースで、牛や鶏などを様々な調理法で味わうことができる。串間さんの故郷である宮崎県の地鶏を使用した炭焼きなども、コースの中で提供される。
飯蒸しとコンビーフの組み合わせや、宮崎牛のしゃぶしゃぶとサラダなど、創作的な一品も楽しめる。また事前予約で伊勢海老のエビフライをコースに組み込むことも可能。特製タルタルソースと合わせると絶品だ』(浜崎龍さん)
『本日の食事は、京都のゆめごごち白米、香物と、シャトーブリアン炭火焼き。
シャトーブリアンは特製醤油で焼いており、シンプルにフランスのゲランドゥの塩と柚子胡椒で食べるのですが、これが絶品でした。
食事の二品目は、肉まぶしご飯。
リブロースの脂が入った部位とヒレ肉を特製醤油で焼き、白米と混ぜて上から鰹節。
これが中々他店では食べれない味で美味しかったです。(お代わりしました)
串間大将のお人柄が料理に表現されています。
魚中心の日本料理店は多いですが、肉中心の日本料理店はあまり無いかと思います。
ワインセラーもあり、ワインの種類も豊富でワイン好きにもお勧めのお店です。
個室もあり、今後は接待などでも使えそうです。
ちなみに、コースの価格も昨今の原価高騰の中で良心的な価格でした。
今後が楽しみで、また一つ応援したいお店が増えました。
本日のメニューは以下の通りです。
・春菊と菊菜とマッシュルームのお浸し、舞茸フライ
・コンビーフの入り蒸し
・宮崎牛しゃぶしゃぶサラダ、蓮根チップ、オリジナルドレッシング
・椎茸炭火焼き、バター醤油
・地鶏、柚子胡椒、酢橘
・垢穢(くえ)と水菜のお椀
・馬肉タルタル仕立て
・鯛もろみ味噌漬け、合鴨燻製、干し柿クリームチーズ、垢穢(くえ)の肝、塩煎り銀杏
・伊勢海老のフライ、特製タルタルソース
・白米、香物
・シャトーブリアン炭火焼き、柚子胡椒
・肉まぶしご飯
・伊勢海老の味噌汁
・太秋柿と冷凍シャインマスカット
・塩アイス、黄粉、黒蜜』(ちびいとさん)
※価格はすべて税込