〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
MAISON FARMER(東京・三軒茶屋)
三軒茶屋駅から徒歩1分のアイスクリームショップ「MAISON FARMER(メゾンファーマー)」。2024年8月29日からプレオープンを開始し、10月2日にいよいよグランドオープンしました。
場所は、三軒茶屋駅南口を出て、路地に入ってすぐのところ。4坪ほどのこぢんまりした店内は販売スペースの他、イートインが楽しめるスタンディングスペースも設けられています。駅からすぐの場所にあり、ランチの後のデザート、通勤途中の寄り道にと気軽に利用できそうです。
シェフを務めるのは「L’Effervescence(レフェルヴェソンス)」でシェフパティシエを務めた青木渚さん。「レフェルヴェソンス」は世界中から注目されている生江史伸シェフが率いる、日本を代表するフレンチレストランの一つで、食べログの点数は4.49(2024年10月現在)、「食べログ フレンチ TOKYO 百名店」選出店でもあります。
2023年に渡米し、地産地消やオーガニック食材にこだわった「SingleThread Farm (シングルスレッドファーム)- Restaurant – Inn」で学びを重ね、帰国後、新たなステージとして「MAISON FARMER」のシェフに就任しました。
「MAISON FARMER」は、四季折々の日本の豊かな素材と、その素材に向き合い、育む生産者たちのことを伝えたい、新しいおいしさや楽しさを届けたいという思いから誕生しました。青木さんや店舗スタッフたちが自ら生産者を訪ね、発見したおいしさをアイスクリームという形にして伝えます。
ショップのすぐ近くにアイスクリームを作るラボを設置。届いたばかりのフルーツや野菜などで作られた、できたてのおいしさが味わえます。店頭に並ぶのは常時10種類。旬のおいしさを大切にしているため、バラエティ豊かなフレーバーが楽しめるのも魅力です。
素材はできる限り無農薬、有機栽培のものを使用。メインとなる牛乳には神戸・六甲にある弓削牧場と那須にある森林ノ牧場で生産された2種類を使い、素材に合わせて使い分けるというこだわりよう。サイズや形が規格外ということではじかれてしまった素材も青木さんの手にかかれば、まるで魔法のように絶品アイスクリームに生まれ変わります。
レストランパティシエとして活躍してきた青木さんは、多種多様な素材に接した経験を生かし、素材が持つポテンシャルや素材を合わせた後のバランスを見極め、ひと口食べたときの味わいやテクスチャーにもこだわってアイスクリームを作ります。
例えば夏のフレーバーなら、長野・八ヶ岳で育った生でも食べられる甘いトウモロコシと、コクが深い森林ノ牧場の牛乳と合わせた「つぶつぶコーン」や、熟成させむっちりとした島バナナに弓削牧場の牛乳とデーツを合わせ、自然な甘みがバナナの味を引き立てる「島バナナとデーツ」など。他では見られない組み合わせから新しいおいしさが発見できそうです。
グランドオープン後は、アイスクリームに加えてワインやドリンクを楽しめるようになる予定。また、アイスに合わせて軽い味わいに仕上げた、シェフが一枚一枚手焼きするコーン(+270円)も必食です。季節ごとの恵みがいっぱい詰まったアイスクリームは、スイーツ好きだけでなく、おいしいものが好きな人たちの心を虜にすること間違いないでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『チョコミントは、チョコというより、カカオの香りがしっかり!
乳脂肪のクリーミーさはあまり無く、カカオを追いかける上品なミントが印象的。
甘いものが得意じゃない、って方も楽しめそう。
それこそ、コースの後のデセールのような軽さ。
それに比べ、島バナナとデーツのねっとりとした甘さと言ったら♡
こちらは甘い物好きな方に食べて欲しい。
ペアリングするとしたら、赤かウィスキーでもいけちゃいそう』(チェリー先生さん)
『素材こだわる甘ったるくないジェラートを求めていろんなお店に行ってますが、新しくできたと聞いてすぐに行きました!
SDGsに注目したお店だそうです。確かに言われてみればジェラートの素材は端っこも出ず丸ごと使えて保存も長いのでフードロスはないですね。
そしていろんな農家の方の助けにもなる、私たちは美味しく食べられる…とてもいい!
あれこれ食べましたがチョコミントがよくある色味のではなく本格的でどこかナチュラルで美味しかったです!』(カノジョさん)
※価格は税込です。