〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
VANKA(東京・外苑前)
2024年7月、外苑前駅から徒歩5分ほどの場所に、四季折々の厳選した国産食材を使用し、割烹の構成とフレンチの技法で和を表現するレストラン「VANKA」がオープンしました。店名はトマトの古い呼び名「蕃茄(バンカ)」が由来で、日本の伝統とフランス文化の融合を表現しています。「和魂洋才」をコンセプトに、料理における技術や栄養、文化、盛り付けにおいて日本とフランスそれぞれの長所を活かし、割烹の構成をベースにフランス料理の技法で表現した料理を提供。
同店で腕を振るうのは、フレンチを得意とするシェフ・片山 敦貴氏。20歳で渡仏し、西海岸の三つ星店で研修しながら各地の食べ歩きを趣味としてきました。
帰国後は老舗フレンチで修業。現代フレンチやミシュラン店での経験を活かしつつ、フレンチのフォーマットには固執せず、日本の食材と和食の技法を融合した和のフレンチをめざしています。
店内は自然と調和したモダンなデザインで、扉を開けた瞬間に、スタイリッシュでありながらも心地よい温もりを感じさせる空間が広がります。客席は全20席で、インテリアはシンプルでありながらも暖簾や盆栽が飾られており、日本の美を演出。
メインとなるオープンキッチンの臨場感あるカウンター席は目の前で調理が行われ、新鮮な食材と炭の香り、日本の伝統的な器にフレンチの盛り付けを施した、鮮やかな一皿が仕上がる様子も楽しめます。都会の喧騒を忘れさせる、静かで洗練された隠れ家として、特別なひとときを過ごせますね。営業はディナーのみで、17時半からと20時からの2部制になります。
おすすめのコースは「季節の食材を使用したマンスリーおまかせコース(全10皿)アルコールペアリング付き」25,300円。四季を感じる全国各地の食材と伝統的な発酵調味料や食材の旨みを引き出した炭火焼き、そしてフランス料理の技術が織りなすジャンルレスな料理を堪能し、料理に合わせた6種類のアルコールも楽しめます。コースは16,500円から用意されており、ゲストに旬を感じてもらえるよう日本の二十四節気にちなんで約2週に1度メニューが替わります。
(場合により変更時期が前後します)
ドリンクとのペアリングを楽しめるコースでは、シャンパーニュ、ワイン、オリジナルカクテル、日本酒から構成し、料理と最も相性の良いものを厳選。選りすぐりの一杯と自慢の逸品の絶妙な組み合わせを堪能できます。お酒が苦手な方には「ノンアルコールペアリング」4,400円がおすすめで、料理に合うオリジナルドリンクを4種類提供します。
和食とフレンチ、両方の良さを融合した独自の世界観を体感できるレストラン。デートや記念日など、大切な人と特別な時間を過ごしに訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『蕃茄の定点観測
甘劇とうもろこし・夏の海
岩牡蠣・バター・和牛
桜海老の茶碗蒸しとノドグロのブイヤベース
本館の燻製 ブラータチーズ
ゴールデンパインのグラニテ
炭火焼き佐賀牛ランプ・ヤングコーン
特別栽培米飛騨銀の朏・三河の鰻
山梨県産桃・アーモンド
お茶とこだわり卵の焼き菓子
どの品も想像を遥かに超えた美味しさでした。
特に炭火焼き佐賀牛ランプ、
赤ワインソースでいただく洋風うな重の
特別栽培米飛騨銀の朏・三河の鰻に凄く感動しました』(akanen1616さん)
『シェフの片山敦貴氏は、「Jean-Georges Tokyo」や「ひらまつ」グループなどで研鑽を積んだ実力者!
四季折々の食材を目にも美しく、五感で楽しめる逸品へと昇華します!
お料理の詳細はこちら↓
・蕃茄(バンカ)はトマトの古い呼び名ということで、アミューズはそれにちなんでトマトを使った2品。1品目はトマトと出汁をたっぷり使った冷製コンソメ。お出汁がしっかり効いてる!2品目は、サクサクのタルト生地に、自家製ドライトマト、ブラッターチーズ、フランスの生ハム、最後にトマトのパウダーをあしらった可愛らしい見た目の一品。口に入れた瞬間、とっても濃厚!様々な味わいが重なって小さいけどインパクトある一口。
・2品目は、なんとも贅沢な逸品!カクテルグラスで供されるのは、無加水で作るゴールドラッシュのムースの上に車海老、ワタリガニのコンソメジュレ、そしてトップに紫雲丹をのせた一皿。口に入れた瞬間にワタリガニの香りがブワッと広がる!!滑らかなムースの甘みを花穂紫蘇がアクセントで引き立ててる!これは美味しい〜
・3品目はなんとも面白い組み合わせ!白桃に鱧って初めていただきました!パッションフルーツのソースに、白ワインをフォーム状に添えています。まるでメロンと生ハムのようなぴったりくる一体感!爽やかな夏らしい一品でした。
・個人的にめっちゃテンションが上がったのがパン笑 エスプーマのバターに、なんと削りたて黒トリュフをたっぷり!口に入れた瞬間にふわっふわのバターが口の中で消えていき、トリュフがふわっと香る!これは口福!!
・フライドした鮑に、柚子のマヨネーズ、黒ニンニクソースを合わせた一品。鮑を揚げていただくの初めてでしたがなんとも贅沢!
上に乗ったディルがまたまた良い仕事をしていて、ソースによって味わいも変化していくのを楽しめる素敵なお料理でした!見た目も可愛い〜
・冷製パスタは、貝の出汁をベースにフレッシュチーズ、本鮪をカルパッチョ仕立てにしたものをのせて、最後にキャビアをのせています。個人的に嬉しいのがパスタの量を事前に聞いてくださるところ!
コース全体でパスタ、パン、リゾットと炭水化物が登場するので、調整できるのがありがたいです!!
・佐賀牛ランプの炭火焼きは火入れが絶妙!とてもみずみずしくて素直に美味しかった!サシも強すぎないし、トリュフソースも相まってペロリでした!ペアリングのナパのワインがごくごく進みます!
・〆は“いのちの壱”という品種のお米を使った枝豆のリゾットに、炭火焼きの梅雨穴子を乗せた逸品。仕上げにバルサミコソースと黒七味をかけるので酸味とスパイシーさが加わり夏満載な味わいでした!コシヒカリの1.5倍の大きさのお米はもちもち感があってお米本来の甘みもしっかり楽しめました。
合わせるのは、獺祭!そこにはなんとも可愛らしい、生姜とライムで作ったバラの氷。これは可愛良すぎる!!繊細なおもてなしにきゅんきゅんしっぱなしです!
・最後はシャインマスカットのデザート。ミルクのジェラートにマスカルポーネのエスプーマ、エディブルフラワーの香りをつけたシャインマスカット、そして白ワインのジュレをのせたなんとも夏らしい爽やかな一品!フルコース堪能した後でもペロリなくらい美味しかった…
・最後は卵を使った小菓子!卵の殻に入った滑らかプリンとフィナンシェ。最後まで細部にこだわっていられて素敵でした。
テーブル席もあるのですが、調理風景を望めるカウンター席がおすすめ!その日使う食材をはじめに拝見でき、一気にテンションが上がります。ペアリングはワインを中心に、お料理と合わせてありどれもお料理との相性抜群でした!!
何よりお料理がどれも可愛らしくて、カトラリーもすっごくタイプ。和すぎず、上手くフレンチと調和しているのも素敵でした。コースは2週間ごとにメニューが変わるそうなので、その時々で旬の味わいを満喫できそうです!
特別なデートにも女子会にもピッタリなお店でした』(@foodie_ol_diaryさん)
※価格は税込。