これが1皿1,000円!? 何皿でも食べられる「ロース」
味だけでなくコスパのよさにも驚く、人気看板メニューの「三宝苑ロース」。タレか生姜が選べるが、生姜をオーダーするのが小池さんのおすすめ。オーダーが入ってから新鮮な生姜をたっぷりとすりおろす、爽やかな香り高いタレに浸ったロースは、ここでしか食べられないスペシャリテ。昔からある定番メニューに、木村さんのオリジナリティをプラスした一皿だ。
小池さん
この量で1,000円!?と驚いたメニュー。生姜がたっぷりのタレは今までに食べたことのない味付けで、すぐにとりこになりました。いくらでも肉と白米を吸い込んでしまう、ロースと生姜の相性のよさは新発見でしたね。ほんのり赤みを残しつつ焼きすぎないよう、丁寧な火入れがおいしくいただくコツです。
しゃきしゃきとした歯応えがたまらない「センマイ」
圧倒的に大きなサイズ感のセンマイは、素材のよさを楽しめる塩でオーダーを。肉厚なセンマイを集めておき、黒い部分のヒダをうまく削ぎ落とし、真っ白く美しいセンマイにする高いカット技術による賜物だ。
小池さん
センマイ焼きでこんなにも大きいサイズは見たことがない!と感動した、既視感がない一品です。刺身でもいけるくらいの新鮮さで、臭みを感じやすい黒い部分を削ぎ落とし真っ白いから、本当にクセがなく食べやすい。センマイは断然白派なのでうれしい限り。しゃきしゃき、サクサクとした食感が楽しいです。
混む前に訪れたい、コスパが高すぎる名店
家族で2代、3代と通い続ける、地元に愛されるファミリー的な名店「三宝苑」は、コスパよくポテンシャルの高い黒毛和牛の焼肉を楽しめる、まさに穴場的存在。年間200軒以上の焼肉店に足しげく食べ歩く小池さんでも、生姜ダレに浸るロースや、食欲そそるまぜまぜナムル、まっ白い大きなセンマイなど、既視感のないメニューに出会えたことが、教えたくないけど教えたくなるポイントだとか。
本場韓国の家庭の味をベースにした数々のサイドメニューや、肉のよさを最大限高めるオリジナリティあふれるタレへのこだわり、当連載掲載以降に予約困難店になった高円寺「焼肉ここち」店主である弟と、兄弟で焼肉への追求を高め合い切磋琢磨する姿勢は、今後のさらなるレベルアップに期待できる。
懐を気にせずに、心おきなくおなかいっぱい食べられる価格にも感動する、と語る肉バカ・小池さん推しの一軒。地元の常連さんで賑わう焼肉店に、遠征する焼肉ラバーたちで予約困難になる日も近いかも! 誰よりも早く、日常に寄り添う町焼肉を予約してみては?
※価格はすべて税込