〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

鈴田式（東京・赤坂見附）

「The Tabelog Award 2023」のBronze受賞店であり「薪和食」という新たなジャンルでグルメな人々を虜にした麻布十番の「鈴田式」が2024年1月9日、西麻布に移転オープンしました。予約は1年半待ちというこの超人気店の移転と営業再開を心待ちにしていた人も少なくはありません。

「鈴田式」は、「食べログ焼肉 TOKYO 百名店」にも選出されている広尾の人気焼肉店「肉匠堀越」店主の末富信氏が2019年にオープンした、薪焼きに特化した和食店です。末富氏は、麻布十番で愛されていた魚料理の名店「さかなや　富ちゃん」の2代目で、和食の料理人として経験を重ねながらも、大の肉好きのため大阪の焼肉店でも修業を積み「肉匠堀越」をオープン。さらに「鈴田式」「薪鳥新神戸」「膳処末富」など予約困難店を次々と誕生させ、東京の外食シーンを牽引してきました。

同店では、強火の炎で炙りつつ薫香を纏わせた岩手県産椎茸や、肉汁を逃さぬよう弱火でじっくり火を入れたヒレ肉など、素材に合わせて薪火を巧みに操り、最大限のおいしさを引き出した料理を楽しむことができます。

仄かな薫香漂う店内には、調理が見えるカウンターに8席。落ち着いた空間の中、炎のパフォーマンスを楽しみながら、和食だけでなくフレンチの経験を持つ料理長・田代秀人氏によるセンス溢れる料理の数々を楽しむことができます。

コースは全13～14品で構成される「おまかせコース」45,000円のみ。季節の厳選食材を使った、薪焼きの魅力が詰まったコースです。スペシャリテ「黒毛和牛ヒレ肉の飯蒸し」は、黒毛和牛の処女牛のみを使用し、ヒレ肉の中でもサシが少なく、赤身の強い部位を選んでいます。お腹がいっぱいになる前に食べて欲しいという思いから、コース前半に提供。厚みのあるヒレ肉は直火の遠火にゆっくりとかざして芯温を上げ、近火にして表面に焼き目をつけ、さらに肉を休ませた後、遠火の強火にして焼き上げています。仄かな甘辛の特製ダレが味の繋ぎ役。

薪焼きの良さを存分に味わえる記憶に残る料理の数々。超予約困難ですが、機会があれば訪れたい魅力的なお店です。

食べログレビュアーのコメント

麻布十番から西麻布に移転された『鈴田式』さんに伺いました。お待ちかね状態が数ヶ月間続いてたのですが、ようやくの移転 OPEN です。
移転前までは、食べログ Bronze や百名店を受賞されていた大人気の薪焼き日本料理店です。

アクセスは、六本木駅より徒歩7分、乃木坂駅より徒歩10分程の『THE CITY西麻布 Ⅱ』という新築ビルの 2Fになります。
2Fのワンフロアー全てが『鈴田式』さんなので、結構な広さです。メインカウンター8席の他、別の入口からの個室カウンターも8席有ります。ナチュラルテイストな造りで明るい店内です。

『薪鳥新神戸』『時限堂』『atami』と、次々と新店舗が移転 OPEN し、そのどれもが予約困難店という末富グループの総本山がこちらの『鈴田式』さんです。
そんなこんなで、とても楽しみに伺ったのは言うまでも有りません。

薪焼きは、どの料理も薫香が更に美味しさを引き立ててます。
そんなこんなで、薪の香りが中毒になりつつあります。一体、どうしてくれるんだい！？ WWW

この日頂いたメニューです。合わせて感想を少し

『松葉蟹、菜の花とアーモンド、クワイチップス、ウルイ』
松葉蟹は軽く薪で炙ってます。紹興酒の煎り酒と木の芽和えですが、この煎り酒が旨い

『青森のメジマグロ炙り、割り醤油』
皮目のみ薪で炙ってます。脂のノリがグッドです

『岩手の椎茸』
岩手県産ブランド椎茸『ふくよ香』のシンプルな薪焼きですが、これがまた旨い

『ヒレ肉の飯蒸し』
黒毛和牛ヒレ肉の飯蒸し
これと椎茸はスペシャリテです。伺ったからにはコレを頂かないと始まりません

『下関の天然虎ふぐと白子のとも和え、燻したキャビアと土佐酢のジュレ』
火入れが秀逸でレア感が良き

『松葉蟹真薯のお椀、うぐいす菜、スッポン出汁』

『淡路の鯛』
塩とあん肝ポン酢で頂きます。噛み応えあるプリプリ食感です

『カイノミ手巻き』
薪焼きの香りとタレと海苔の組み合わせがグッド

『聖護院大根』
愛知県の雉出汁で炊いてます