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〈2023 食通が惚れた店〉
コロナ禍の制限もなくなり、みんなが日常を取り戻しつつ生活してきた2023年。イベントも復活し、飲食業界も賑わいを取り戻しています。
そんな2023年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。
今回は、グルメライター武智新平さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
武智 新平
1970年生まれ。食雑誌をメインにフリーの編集＆ライターとして活動中。食事では寿司、そば、カレー、洋食全般など、お酒は特に日本酒が好きで、仕事でもそれらを担当することが多い。一見でも心地よく、かつリーズナブルに楽しめる店を中心に紹介していきたい。
2023年のベストレストラン
Q. 2023年、最も印象に残った飲食店とメニューを教えてください
A. 「韓灯」の「タッカンマリ」です
これまで焼肉、あるいはポッサムやチヂミ、スンドゥブといった韓国料理を楽しみにうかがっていました。今年、初めて鳥鍋のタッカンマリをいただいたのですが……。うまみが溢れつつも優しく穏やかなおいしさで、3人でたちまちぺろり！ 〆のラーメンもあっという間。
韓国料理は味つけが濃い印象があったのですが、こちらはこのタッカンマリをはじめ、一品料理も優しい味わい。韓国料理の概念が変わるほどのおいしさです。ご飯にコチュジャンをのせ、薄切りのザブトン（タレ）で巻くようにして食べるのが、一番好きです。これは外せません。
アンダー2,000円のお手軽グルメ
Q. 2023年に食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください
A. 「和食とワインの店 田んぼとぶどう」の「おむすび各種」385円〜です
今、流行りのおにぎりですが、頬張ると崩れそうになる緩やかな“むすび”のものが多い印象。こちらは最後にギュギュッとむすぶことで、崩れることなくいただけます。
米よし、具材よし、何よりおむすびらしい、口に入れた部分に歯が当たると、ホロリと崩れていく握り具合もよしなのです。
