〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

京都焼肉すずき(京都・祇園四条)

写真:お店から

2023年10月、京都河原町駅と祇園四条駅からそれぞれ徒歩2分ほどの場所に、和牛の仕入れにこだわり抜いた「京都焼肉すずき」がオープンしました。

手掛けるのは、手打ちそばから、イタリアン、スパニッシュまで魅力的な店舗を幅広く展開する株式会社シナジー。京都の魅力がぎゅっと詰まった路地・先斗町でおいしい和牛を提案したいという思いで出店場所を探し、今回のオープンにつながりました。先斗町は京都でも屈指の歴史的なエリア。伝統的な雰囲気が漂っているため、同社の焼肉店が出店することで、地元の人々や観光客に新たな体験を提供できるのではないかと考えたそうです。

店主・鈴木 博明氏 写真:お店から

店主の鈴木 博明氏は東京出身で、焼肉、鉄板フレンチ、鉄板イタリアン、薪焼きステーキなど多彩な飲食店で店長、料理長を歴任してきました。その中で焼肉の魅力と奥深さに魅了され、東京・六本木にある炭火焼肉店から本格的に焼肉のキャリアをスタート。新宿、銀座の焼肉店での5年間を経て「京都焼肉すずき」の総料理長に就任しました。

写真:お店から

同店の最大の特色は「和牛に対する深い知識と情熱をお客様と共有すること」。鈴木氏が信頼する肉問屋から直接仕入れ、下処理から丁寧に手切りすることで、肉の特徴や仕入れの背景、調理法に至るまでのストーリーをお客さんとのコミュニケーションの中で魅力として紹介します。ただの焼肉ではなく、一つひとつの和牛の背後にあるストーリーを感じながら、食事を楽しむことができます。
また、国際的な視点からも、京都の食文化の魅力を発信。外国人客も利用しやすい店舗づくりにも努めているそうです。

京都の風情を感じる店内
京都の風情を感じる店内   写真:お店から

全78席という店内は、広々としていて、京都の伝統とモダンが融合したデザイン。照明やインテリアにもこだわった空間で、古都の風情を感じながら最高の焼肉を楽しめます。2階には大小さまざまなタイプの完全個室を用意しているので、ビジネスシーンや特別な日のディナーにも最適です。

京都焼肉すずきCourse1
京都焼肉すずきCourse1   写真:お店から

おすすめは「京都焼肉すずきCourse1」8,800円。和牛ロースや和牛肩ロース、和牛上カルビなど、上質なお肉を取りそろえた同店の魅力をリーズナブルに楽しめるコースです。丁寧にカットされた肉は、焼くことでうまみが凝縮され、噛むたびに口いっぱいに広がる深い味わいを堪能できます。自慢の技術と厳選された素材が織りなす和牛の贅沢なおいしさは唯一無二です。

和牛の炙りにぎり ~赤身~ ※注文は2貫から
和牛の炙りにぎり ~赤身~ ※注文は2貫から   写真:お店から

一品料理も豊富で「和牛の炙りにぎり ~赤身~」600円は、贅沢な口どけと極上の味わいが融合した、自慢の逸品。あぶり加減が絶妙に香ばしさを引き立て、口の中でとろけるような食感と深い味わいが広がります。職人の熟練された技術が光る手仕事で、一貫一貫心を込めて握られた寿司は、見た目にも美しく、食べておいしいと好評を得ています。

肩ロースのしゃぶ焼き特製卵タレで
肩ロースのしゃぶ焼き特製卵タレで   写真:お店から

他にも京都らしい「おばんざい5種」1,200円や、スペシャリテの「肩ロースのしゃぶ焼き特製卵タレで」(1枚・1,400円)など、同店ならではのメニューもおすすめです。

ドリンクも日本各地の日本酒をはじめ、ワイン、焼酎、カクテルとさまざまな種類を用意しているので、焼肉と一緒に楽しんでください。海外からのゲストをアテンドしても喜ばれそうな焼肉店。おすすめの新店です。

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香