〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
鮨 富かわ(東京・吉祥寺)
2023年7月15日、吉祥寺駅からほど近い場所に「鮨 富かわ」がオープンしました。海外の一流店で修業した新進気鋭の寿司職人が作るニュースタイルの寿司は、他にはないオリジナリティと本格的な味わいで美食家たちにも高い評価を得ています。
![店舗内観](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_3b56b5593172b2bee552f2fd014446b6.jpg)
吉祥寺駅前の大型商業施設などが並ぶ一角。一見すると寿司店があるように見えないビルの2階に店があります。ドアを開けて、奥に進むと、そこにあるのは清々しい天然のひのきの一枚板カウンターが置かれた落ち着いた和の空間。隠れ家のような趣がある店です。
![大将の大村亮太さん。師匠お墨付きの腕前の持ち主](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_10729c739eb55e0a3e28989d9ca2482f.jpg)
大将の大村亮太さんは20歳のときにオランダにある「ホテルオークラアムステルダム」で修業をスタート。ミシュランの星を11年連続で獲得し「日本食普及の親善大使」も務めた富川 正則さんのもとで研鑽を積みます。ホテルオークラアムステルダムでは、寿司カウンターで2年の寿司修業も経て、帰国後は銀座や静岡などの日本料理店でさらに経験を重ねました。そしてこの度、満を持してのオープンとなりました。
![【旬の握りとおつまみ】おまかせコース 9,900円](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_54efb25764aaca500de5080e5b6345cd.jpg)
吉祥寺に店をオープンしたのは、若い世代の人たちにも気軽に訪れることができる本格的な寿司店をつくりたかったからだそう。海外で培った従来の寿司の枠にとらわれない新しい感覚の寿司を気軽に楽しんでもらいたい。そんな思いが店のコンセプトになっています。
![素材は大将自らが目利き](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_33eb60a353954aa8bf466b781e38daba.jpg)
メニューは、寿司11貫、おつまみ7品など20品からなるおまかせコースのみ。大将自らが豊洲市場に出向き、その季節に一番おいしい食材を厳選。名店で学んだ確かな技で旬の食材を五感で楽しめる料理に仕立てていきます。
![senac253](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_8c1ca248ffc9df39fa2ced8300c1a81c.jpg)
「富かわ」ならではのニュースタイルの寿司として人気なのは「マグロッシーニ」。牛ヒレ肉にフォアグラのソテーをのせて、トリュフを散らすというフランス料理に着想を得た同店オリジナル。マグロをたたきにし、シャリに赤ワインで煮込んだフォアグラを混ぜ込み、トリュフをトッピングした贅沢な寿司です。
![mm5-3](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_d345770d4ee208cf09cb792aed4dd3d3.jpg)
おつまみもユニークな料理がそろっています。「あんぱん」はオレンジで煮たあん肝を生クリーム食パンの上にのせたもの。海外で培ったセンスの良さがうかがえる逸品です。
![身の厚いマグロ。食べ応えがあります](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_6b21bd12377ef09af07cfbb7fd16398a.jpg)
鮮度抜群で丁寧な仕事が施された本格江戸前寿司の評価も高く、それでいながら価格が税込で1万円を切るというお手頃価格も魅力的です。予約困難な名店になる予感がいっぱいの「鮨 富かわ」。新感覚の寿司を体験しに訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
![parisjunko](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_f8dcc22422af1b0be845afbe59ee343f.jpg)
『「鰹の漬け 黄身醤油 焼き茄子添え」
気仙沼からの鰹を漬けにして、黄身醤油で頂きます。 鰹の香りを纏った焼茄子がまたうまし。
「穴子ンたま」
シャリに穴子一本まるごと巻いて、真ん中にうずらの卵を落として。
柔らかく煮た穴子がシャリとともに、とろけます。
伝統的な江戸前寿司と、若い感性が宿るニュースタイルの寿司と、目にも美しく、食べても美味しい一品。メリハリある構成と流れで、楽しめました。しかも、これで1万前後とは。予約が取れにくくなるはずです。また伺います!』(parisjunkoさん)
![team shotoku](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/09/640x640_rect_c164f15794905c3004bb6587510bdb25.jpg)
『コースは、にぎりと一品料理が交互に提供される内容でした。また、ニュースタイルとあって、正統派のなかに洋風の料理も織り交ぜられています。
前菜の「蒸しガキとツルムラサキ」は、あっさりした味付けで食べやすかったです。牡蠣のヒダの部分は、叩いてのせられています。
「マグロの赤身漬け」は、本マグロを熱湯に通して、霜降り状態に仕上げられています。独特の旨味が口のなかに広がって美味しかったです。
リーズナブルな価格かつ大将との会話も楽しかったので、大満足なディナーとなりました』(team shotokuさん)