目次
5. 九州豊前のうどん
うどん豊前房

秋山具義さんが20年ほど前に見つけたという「うどん豊前房」。うどんは九州豊前のうどんの味を踏襲しており、関東圏で食べるようなうどんつゆとは違い、澄んだ黄金色をしているのが特徴です。麺はコシよりも、もっちりとした食感。

店のこだわりとして温かいうどんと冷たいうどんで、つゆの出汁を変えています。つゆの出汁は昆布とカツオ節でとったもので、かえしを合わせます。加えて「冷やしキムチうどん」は、つゆにアクセントとしてごま油と酢をプラス。温かいうどんの出汁は、いりこと昆布でとります。温度感で出汁の旨みの感じ方が違うので、使い分けているのだそう。また、トッピングがいろいろあるので、うどんに好きなトッピングを追加して好みの味を探してみるのもおもしろいですね。
うどん豊前房
[東京] 池尻大橋駅 717m / うどん
3.59 246人
¥1,000~¥1,999
~¥999
日曜日、祝日 ※営業時間に注意
東京都目黒区東山1-11-15 中目黒 ARK-II 1F
6. うどんアーティストによる手打ち讃岐うどん
浅草真九郎
2022年8月に浅草駅から徒歩12分ほどの場所、下町情緒あふれる奥浅草エリアにオープンした「浅草真九郎」は、うどんアーティスト・小野ウどん氏による手打ち讃岐うどんのお店です。

同店で提供しているうどんは、水回しから盛り付けまでの全工程が手作業。中心部を太く、端にかけて薄く緩急をつける“両栄麺”という独自の製麺で食べ応えと食べ易さを両立しています。

通年「冷」うどんに焦点を当てた小麦粉の配合、加水率や塩分濃度といった計算を行なっていて、「ざる」で食べるのがおすすめだそう。特におすすめしたいのが「かしわ天ざる」750円。刺身で食べられる最高鮮度の信玄どりのササミを使用したかしわ天は、しっとりとしていて、噛むごとに旨みが広がります。
7. つけだれもついて2度おいしいうどん
うどんAGATA
食べロググルメ著名人の塩沢航さんがおすすめするのは、古くから別荘地として名高い神奈川県大磯町にある「うどんAGATA」。2013年にうどん専門店としてオープンしました。

まずはかけうどんをそのままの状態でいただきます。キンキンに冷えたかけつゆは出汁のうま味がしっかりと立っていることに驚きます。麺には弾力があり、口の中で跳ねながらモチモチと心地よいです。噛むたびにじわじわと甘みを増し、つるりとなめらかに喉を通っていきます。

かけうどんを数口ほど堪能したら、次は麺を器からひっぱり、つけだれにつけていただくのが第2の食べ方です。いりこ醤油がベースのつけだれには、ねぎ、かつお節、のり、しょうが、ごま、しそといった薬味類、そして温泉卵とかしわ天が入り、盛りだくさんの内容となっています。さまざまな食材が麺とからみ、複雑なおいしさを保ちながらも口内で調和していくのがたまりません。
うどんAGATA
[神奈川] 中郡大磯町 / うどん、天ぷら
3.55 189人
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
木曜日及び金曜日(不定休、臨時休業は Facebook、Twitterで随時ご確認下さい)※コロナ拡散防止策として、当面は昼営業のみとさせていただきます。
神奈川県中郡大磯町月京29-7
8. ボンゴレ・ビアンコ風そうめん
bistro IZUMY
フードライターの小寺慶子さんがおすすめするのは「bistro IZUMY」。「一度食べるとヤミツキになる」と、常連客の胃袋をつかんでいるお店のスペシャリテ、富山県名物 大門素麺の「冷静ボンゴレ・ビアンコ」がおすすめです。

大門素麺とは、細く長い麺が丸まげ状に巻かれた富山名物の手延べ素麺。産地の大門地区で厳寒期に作られる素麺はコシの強さが特徴で、つるんとした喉越しを楽しむことができます。それをアサリの出汁や野菜のブイヨンで和えてボンゴレ・ビアンコ風に仕立てた冷やし麺は泉シェフの「自由でおいしい料理」を追求する心の賜物です。