刀削麺とよだれ鶏が夢の共演を果たした、夏にぴったりの冷たい麺とは?

「よだれ鶏のせ冷やし刀削麺」は、店の人気メニューである「本場四川式 よだれ鶏」と「刀削麺」を同時に楽しめる一品。冷やし刀削麺とは珍しいが、よだれ鶏と合わせることで必然的に冷やしとなり、それが刀削麺の新たなおいしさを誕生させた。そもそも、ベースとなるよだれ鶏の完成度が高いから合わせても間違いない。

同店のよだれ鶏のタレは、八角や桂皮、赤山椒など多種のスパイスが使われ香り高いのが魅力。決め手となるのは作りたての自家製辣油だ。朝天唐辛子や粉唐辛子のブレンドに熱い油をかけ、じんわりと辛さを感じる油に仕上げている。

左下から右回りに、カルダモン、八角、桂皮、粉唐辛子、ショウキョウ(生姜)、赤山椒、草果(ソウカ)、中央は朝天唐辛子

鶏は宮崎県の日向鶏のもも肉を使用。ジューシーになるよう大ぶりにゆでた肉が4〜5切れのるからボリューム満点だ。

薬味を入れた鶏出汁スープでゆでたもも肉が、1皿に約150gものる

麺は製麺所にこのメニューのために特注したもの。幅が広めでスープがよくからむ波打った形状となっているのがポイントだ。氷水で冷やした刀削麺はもちもち食感で、冷やしうどんに似た弾力もある。

麺の形状がまばらだから食べ飽きない

スープとタレが2層となっているのも面白い。下にコチュジャン等を加えた鶏出汁の冷たいスープを注ぎ、麺や鶏をのせたあと、上からよだれ鶏のタレをたっぷりかける。

下のスープがサラサラで上のタレはとろっとしているので、その差もよい