ボリュームたっぷりにして気づけば消えている“よだれ麺”

登場する刀削麺は、想像以上に具沢山で麺がほぼ見えないほどだ。よだれ鶏の他、きゅうりや紅心大根、コリアンダーなど野菜もたっぷり。すべてをよく混ぜて食べるのが店のおすすめだが、まずはよだれ鶏から食べてしまう人が多いのも致し方ない。ピリ辛のタレがしっとりとした肉の旨味と相性抜群で、これだけでも満足度が高い。

8月31日までの限定メニューとなる「よだれ鶏のせ冷やし刀削麺」3,850円(サービス料15%別)

合わせるお酒のおすすめは15年甕(かめ)で熟成させた紹興酒。芳醇さがタレの辛さに負けず、かといって邪魔もしない。ほのかな酸味もあるので口内がすっきりして、肉や麺と交互に口に含むのに最適だ。

散らされている大きな唐辛子はそのまま食べられるカリカリのスナック
 

大石さん

よだれ鶏のタレって、多くないと料理自体がおいしくならないし、でも単品だとタレが余ってしまう。その解決にもなる冷たい麺で、タレの活用には麺が一番と思えてきます。麺料理でありながら肉料理でもあり、サラダやつまみの要素も入った一皿。スナックの唐辛子の中に偶然ピーナッツが入っていたんですけど、それまでおいしくてビールのつまみに最高でした(笑)。個人的にはネギ抜きも好き。さらりとした下のスープは味が濃すぎず、上のタレは濃厚なので、下だけ先に少し飲んだり、2層をよく混ぜて食べたり、楽しみ方は色々。タレがよくからんだ“よだれ麺”にハマりますよ!