〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

OSTERIA IL SOLE（東京・八丁堀）

2023年5月、八丁堀駅から徒歩2分ほどの場所に、南イタリアの伝統的な料理を楽しめる「OSTERIA IL SOLE（オステリアイルソーレ）」がオープンしました。人形町にある「古くて新しいイタリア料理とワインのマリアージュ」がコンセプトの人気イタリアン「イルプロフーモ」の姉妹店になります。「イルプロフーモ」をオープンして7年を迎えるにあたり、新たに形態の異なる南イタリアに特化したお店を作りたいと、それほど離れておらず、交通のアクセスが良く、ホテルやオフィスが多くある八丁堀に出店を決めたそうです。
「イルプロフーモ」はリストランテなのでコースオンリーですが、新店はアラカルト中心なので、シーンに合わせて使い分けることができます。

店名はイタリア語で「太陽」という意味。光り輝く太陽の恩恵を受けた海の幸や山の幸を、オリーブオイルでヘルシーに仕上げた南イタリアの料理を提供します。同店で腕を振るうのは、東北の海の幸を使用したイタリアンでキャリアをスタートし、本場イタリアではシチリアの一つ星レストラン「バイバイブルース」や、ピエモンテの名店「トラットリアデルビヴィオ」にて研鑽を積んだ小島瞳氏です。サービスは「トラットリア・築地パラディーゾ」や、食べログイタリアン TOKYO 百名店に選出されている中目黒の「リストランテカシーナカナミッラ」で経験を積んだ大城航平氏が務めます。

店内は天井が高く、店を囲む大きな窓からは光が差し込み、明るく開放的な雰囲気です。内装はモダンなブラウン系にまとめられ、落ち着いて食事を楽しめる空間になっています。客席はキッチンが見え、ライブ感を楽しめるカウンター4席と、くつろげるテーブル席が14席あります。

ランチタイムには平日限定の「パスタセット」2,200円を用意。南イタリアの前菜盛り合わせと、3種類のパスタの中から好みのものを選べます。お腹と時間に余裕があれば、プラス1,100円でメインディッシュを、プラス550円でドルチェを追加して、優雅なランチタイムを過ごすのもいいですね。

週末、祝日はパスタ、メイン、デザートに食後のドリンクが付いた「週末祝日ランチコース」3,800円でゆっくり楽しんでください。

ディナーでは魅力的なアラカルトが豊富に揃っています。中でもおすすめは、茄子と豚のラグーを共に詰めて焼いたリング形のパスタのオーブン焼き「ティンバッロ」3,300円です。シチリアの家庭料理の定番ですが、あまり日本のレストランでお目にかかることがない料理です。そのおいしさを楽しんでもらいたいと、小島氏が修業していたシチリアの味の一つをスペシャリテに加えました。また、「鰯とういきょうのブカティーニ」2,200円もシチリアの定番料理で、非常に香り豊かでシチリアらしい食材の組み合わせが楽しめる一皿です。

他にも「シチリア風マグロのタルタラひよこ豆のペーストを揚げたパネッレを添えて」2,640円は、アーモンドやフレッシュトマト、ケッパー、赤玉ねぎのアグロドルチェを合わせ、さっぱりと仕上げた一品。夏の暑さを忘れさせてくれる爽やかな味わいです。「プーリア名物ティエッラじゃが芋とムール貝の焼きリゾット」3,300円はプーリアの郷土料理で、ムール貝の旨味を吸った米やじゃがいも、なべ底のおこげが絶品です。鉄鍋でじっくり炊き上げ、熱々のまま鍋ごと提供するので、テーブルが盛り上がること間違いなしです。アラカルトで迷ってしまいそうな方には、同店の魅力が詰まった「イルソーレディナーコース」8,250円と「スペシャリテを含むディナーコース」9,900円もあります。

料理に合うワインは、南イタリアワインを100種以上揃えています。日本とイタリア、両方のソムリエ資格を持ち、イタリアソムリエコンテストで優勝経験を持つオーナー淵本聖一氏が厳選したワインを楽しんでください。本場の味を存分に楽しめるイタリアン、デートや友人との会食などにおすすめの新店です。

食べログレビュアーのコメント

『ランチで前菜とパスタのセットを頂きましたが、流石にイルプロフーモで仕込まれたシェフだけあってとてもクオリティーが高く美味しく頂きました。八丁堀、茅場町辺りで二千円超えのランチはチャレンジングですが、このクオリティーとサービスならやっていけるかなと思った次第。また夜に来ようと思います』（yytomさん）

※価格はすべて税込。