〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

ミロンガヌオーバ（東京・神保町）

2023年2月に神保町駅から徒歩2分ほどの場所に移転オープンした「ミロンガヌオーバ」は、1953年創業のアルゼンチンタンゴのかかる喫茶店です。

前店舗はビルの老朽化に伴い2022年12月に閉店し、前店舗からすぐの場所、日本初のウィンナーコーヒーの提供店として有名な老舗「ラドリオ」の近くに移転しました。「ラドリオ」は姉妹店でシャンソン喫茶だったため、「ラドリオ」の創業から4年後にオープンした同店では、創業当時流行っていたアルゼンチンタンゴを流すようになったそうです。新店舗の店頭にはワイン樽が置かれ、味のあるレンガの壁の色合いも良く、まるでバールのような雰囲気です。

ガラス張りで明るい店内は、前店舗の雰囲気をそのままに、テーブルや椅子、ランプなども以前のものを使っています。シックで落ち着く空間には一人で利用しやすいカウンター席と、テーブル席があり、レジ横の棚にはタンゴのCDなどが並べられています。

メニューは「ミロンガブレンド」650円をはじめ、各種コーヒーの他、世界のビールも常時30種類以上揃えられています。ブレンド・ストレートは、注文を受けてから豆を挽き、1杯ずつドリップ。ドリンクとセットで楽しめる「本日のケーキ」450円も評判で、季節によって限定のスイーツも登場しますよ。また、自家製シロップを使ったドリンクやカクテルも期間限定でメニューに加わることがあるので、季節ごとに楽しみにしているファンも多いようです。

手作りのオリジナルピザ「ピザ・ミロンガ」900円などのフードメニューは、平日17時までコンソメスープが1杯サービスになり、さらにドリンクをセットで注文すると、ノンアルコールドリンクは200円引きでの提供となります。平日のランチタイムはお得ですね。

書店が多く点在する神保町でお気に入りの本を見つけたら、クラシカルな店内でアナログレコードのタンゴに耳を傾けながらコーヒーを楽しむ。そんな休日の過ごし方にぴったりの老舗喫茶。ゆったりと昭和レトロに浸りに出かけてみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

『ミロンガでは毎回ココア（うわさの味とメニューに説明あり）を注文している私ですが、今回はケーキとコーヒーをいただいてみました。
ちなみに、うわさの味はそのままメニューにありました。
以前とメニューは変わらずのようです。

ミロンガブレンド（¥650）
ガトーショコラ（¥450）
深煎りかなと思うしっかり濃いめのブレンド。
苦味と酸味のバランスは苦味が優位でしっかりとしたコクを楽しめます。
ガトーショコラは小ぶりで家庭的な味わい。
口当たりは少しボソッとしますが、添えられたクリームでシルキーに。
ガトーショコラにしては珍しく、チョコレートがコーティングされているように感じました。
濃厚でコーヒーにとてもよく合い、タンゴを聴きながらビター&スイートな時間を堪能しました。

今回は入り口すぐの窓際席に案内されたのですが、
奥に行くと暗めで以前の店舗の面影がありますね。
移転してもこちらは神保町では外せない喫茶店ですね』（esora24さん）

『注文は、スパイシードライカレー中辛1000円と、アイスオレ750円ですが、平日のランチタイムはフードを頼むとドリンクを200円引きにしてくれるそうです。

注文してすぐにスープが提供されました。オニオンスープで、とても美味いです。その後、カレーとアイスオレが7〜8分で提供されました。カレーはあまりスパイシー感は無く、優しい味付けですが、上に乗っている目玉焼きと相まって、とても美味いです。アイスオレは生クリームの甘さが混ざり合い、好きな味です。

食べ終わる12:20頃には、お客さんがどんどん入ってきて、7〜8割の客入りになっていました。
老舗喫茶店の新たな出発ですが、今まで以上の繁栄を祈念致します。これからも神保町で頑張って欲しいです！』（nobor718さん）

※価格はすべて税込。