2023年トレンド予想

大注目!新たな美食の街「麻布台ヒルズ」

ⒸDBOX for Mori Building Co.

六本木ヒルズに匹敵する国内最大級のプロジェクトとして2023年に完成するのが「麻布台ヒルズ」。神谷町駅と六本木一丁目駅を結ぶ広大な土地に住宅、オフィス、店舗、ホテルなどが入る。

テナントとして入るレストランはまだ公表されていないが、地方のあの有名天ぷら店が移転、あの予約の取れない寿司屋がカジュアル店をオープンなど、フーディの間では「おいしい噂」が囁かれている。

その瞬間の幸せを運ぶ「アシェットデセール専門店」

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「As」のアシェットデセール   出典:senac253さん

「アシェットデセール」とは、フランス語で皿盛りのデザートという意味。テイクアウトできるケーキと違い、その場で出来立てをいただく一期一会のスイーツ。数年前から専門店ができ人気になっているが2022年も蔵前に「un plato」、恵比寿に「As」、押上に「パティスリーパロラ 東京スカイツリー・ソラマチ店」、赤羽橋に「ルルベ デセール」、代々木上原に「BIEN-ETRE MAISON」、神楽坂に「VERT」、入谷に「John」など新店が続々登場。また人気店の「Yama」が恵比寿から白金に移転してパワーアップ。このブームは2023年もまだまだ続きそう。

インネパもガチネパも「ネパール料理」

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「Piple」のダルバート   出典:YamaNe79さん

巷では「インネパ飲み(※)」なんて言葉もチラホラ聞かれるようになり、ネパール料理にもじわじわ注目が集まった2022年。食べログマガジンの人気連載「今週のカレーとスパイス」でも春日「Piple」、新大久保「Chulo ghar」、「窯焼き料理 Rato Mato」、根津「CHYANGRA」、小岩「サンサール」、平沼橋「ルーフトップ ビアガーデン ヨコハマ」、計6軒のネパール料理店を紹介。

スパイス料理好きには浸透したネパール料理、2023年にはさらにお店も多く開店し、勢いを増すのでは?

※ネパール人経営のインド料理屋でスパイシーなおつまみとお酒を楽しむこと。

ヘルシーに、おしゃれに「モダンコリアン」

「Bistro JONGJI」の料理 撮影:木村雅章

2021年のミシュランガイドNYで「kochi」「Jua」の2軒の韓国レストランが星を獲得。その2軒とも伝統的な韓国料理ではなく、フレンチやアメリカ料理に触発されたモダンコリアンレストラン。

その流れがいよいよ日本にも。テレビ出演もするイ・ジョンジュン氏がシェフを務める広尾「HASUO」はコース仕立てのスタイリッシュな韓国料理が人気。東大前の「Bistro JONGJI」では自家製の発酵調味料を使用した料理と自然派ワインのマリアージュを楽しめる。見た目も美しく、ヘルシーなモダンコリアンは韓国人気と相まって今後もまだまだ増えそうだ。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

文:食べログマガジン編集部