食通たちが選ぶ、2023年にブレイクしそうな飲食店とは? 美食家としても広く知られる放送作家の塩沢航さんが注目する、とっておきのお店を教えていただきました。

〈食通が占う、2023流行る店〉

新型コロナウイルスによる混乱は続くものの、少しずつ日常を取り戻してきた2022年。2023年は、思い切り外食を楽しめる一年になりますように!

そんな思いを込め、グルメ情報を熟知した有識者に、2023年注目の「ブレイクしそうな店」「2,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。

食関連の番組を数多く手がける放送作家の塩沢航さんがおすすめするイタリアンとは?

教えてくれる人

塩沢 航

小山薫堂事務所「N35」の放送作家。1975年生まれ。師匠・小山薫堂の一番弟子にして、師匠譲りのグルメ作家としておなじみ。主な担当番組は「アナザースカイ」「オモウマい店」「有吉くんの正直さんぽ」など。「パレ・ド・Z」「リモートシェフ」など食にまつわるコンテンツも多数担当している。

2023年のブレイク予想

Q. 2023年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?

A. 「byebyeblues TOKYO」です

ここ数年、特にイタリアンではありそうでなかった(?)海外の名店をそのまま持ってくるパターンの新店。サローネグループが引っ張ってきたのは統括料理長、樋口シェフの修行先でもあるシチリアの名店「bye bye blues」。三つ星とはまた違う「攻めた店」を、日本で楽しめるのは喜ばしいこと。この店の成功が起爆剤となり、本場と時差のないレストランがどんどんオープンすれば、日本人シェフの目の色も変わり、業界が活気づくはず。

写真:お店から

Q. 2023年に〈ブレイクしそうな2,000円以内の料理〉は何ですか?

A. 「あんかけやきそば 南国酒家」の「あんかやきそば」 (1,500円) です

いわゆる大箱として知られる「南国酒家」が新たにオープンさせたのは、あんかけ焼きそばに特化した専門店。ブランドを築き上げた店が、信用を背景に、単一メニューに特化する店は、今後どんどん増えていきそう。というか、増えてほしい。

写真:お店から

※ 価格は税込です。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

文:塩沢航、食べログマガジン編集部