ブームが広がる海老ワンタン麺に専門店が。渋谷には全国のカレーが集結!
カジュアルに楽しむなら11月8日、大門にオープンした海老ワンタン麺専門店「香港麺 陸記(ロッゲイ)」はいかがでしょう。平日の昼時に訪れましたが、カウンター8席とテーブル2卓の店内は、女性客が約5割で行列も。麺は香港から輸入しているという、コシが強く、玉子を感じる極細麺。干しエビの香りが印象的なスープに、プリッとしたワンタンで、食後感がとてもいいです。
近年の海老ワンタン麺ブームの嚆矢たる、虎ノ門横丁「香港焼味酒家 赤坂璃宮」は豚のひき肉でコクを出していますが、こちらは海老のみ。食べ比べてみると楽しいかもしれません。
「渋谷フクラス」のポップアップレストラン「もしも食堂」では11月18日「WORLD CURRY FESTA(ワールドカレーフェスタ)」が期間限定オープンです。プロデュースは「食べロググルメ著名人」でもあり、カレーと言えば!のミュージシャン・小宮山雄飛さん。「ザイカ・カレーハウス」(富山県)、「紅茶屋さん」(埼玉県)、「バーンタイ」(兵庫県)という大人気店と、個人的にも大好きな小宮山さんの「Lemon Rice TOKYO」が集結。早速「紅茶屋さん」のスリランカチキンカレーを堪能しましたが、ぜひとも全店制覇をしたくなりました。
待ち望まれた3つの名店・人気店が復活!
最後はうれしい復活のニュースで締めくくりましょう。まずは昨年の『東京最高のレストラン2022』の座談会でも絶賛を浴びながら、賃貸契約の終了で4月に閉店したイタリアン「スポルカチョーネ」が帰ってきました。場所は用賀から明大前へ。しかも一軒家の民家で11月11日にオープンです。
井上雄一シェフと齊藤美月ソムリエの強力コンビ、目の前ですりおろすジェノベーゼやコトレッタ、“肉じゃが”などと再び出会えるのは、なんともうれしい限り。そして新たに栗原友さんの「クリトモ商店」から魚を仕入れることにしたとのことで、魚料理も注目です。
2018年、渋谷の再開発の影響で閉店した「大衆立呑酒場 富士屋本店」は「立呑 富士屋本店」として、11月24日にさくら通りの坂の途中の1階で復活です。
渋谷の伝説が再び、ということでプレオープン時から話題沸騰。二次元コードでオーダーができるようになるなど、新たな試みも取り入れつつ、あの誰もを平等に受け入れる空気感は変わらずで、思わず笑顔になってしまいました。ぜひ、前店を未体験の方も訪れてほしいと思います。ちなみに予約は不可です。
11月1日には、中野のランドマーク「ブリック中野」も再オープンしました。経営やメニューは変わりましたが、1964年から続く外観と内装はそのまま。12時〜16時は喫茶営業で昼飲みも可です。308円のトリスハイボールをいただきながら、せわしない日常を忘れて寛ぐのは最高だと思います。
今年も残すところあとひと月。記憶に残るお店はいくつありましたでしょうか。