羽釜を使い、小麦の香りを大切に茹でる

羽釜は熱伝導がよいため、1人前で茹で時間は2分半ほど。湯内の対流で麺が踊るように回転する
茹で上がった麺は、差し水が入ったボールに一度上げて粗熱を取り、その後冷水でしっかり締める
水は切りすぎても伸びが早くなるのだとか。ダイナミックに素早く切り、絶妙な加減を見極める

麺茹でには羽釜を使用。芯までしっかり熱を伝えつつ、素材の風味を損なわない絶妙な硬さに茹でている。「麺は少し硬めに仕上げています。そうすることで、小麦のよい香りがしっかり残り、タレの旨味もダイレクトに感じられるんです」と角中さん。コシが出るように冷水で締め、よく水気を切るのも麺のおいしさを損なわずに提供するための重要なポイントだ。

野菜はその時季においしいものを厳選して使用

それぞれの野菜が盛られたボウルが綺麗に並ぶ。角中さんの実直さが表れているよう

ネギ、キュウリ、キャベツといったトッピングの野菜は、産地にこだわらず、時季によっておいしいものを信頼の置ける八百屋から仕入れる。「例えばキャベツの甘味がイマイチだなとか、昼食で食べた際に違和感をおぼえたら、すぐ次の日から違う産地にしてもらうようにしています」。その日使う量だけ毎朝手切りしているため、食材がなくなり次第、早めに閉店することも。

通販で本格的な味を家庭でも! 贈り物にも◎

通信販売では、野菜入り(麺1玉のめんいち950円〜)と、野菜なし(普通700円〜)を用意する
自家製のラー油も購入できる。「餃子のタレに加えてもおいしいですよ」と角中さん

冷麺は持ち帰りもできるので、家庭でも気軽に本格的な味を楽しめるのがうれしい。持ち帰りは、15分以内に食べる場合はそのまま食べられるゆで麺、自宅で茹でていただく生麺から選べる。また、オフィシャルのホームページでは通信販売も! 自宅に取り寄せて堪能するのはもちろん、広島つけ麺や辛いものが好きな人に贈ればきっと喜んでもらえるはず。

※価格はすべて税込です。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※撮影時のみマスクを外しています。

撮影:福角智江
文:佐藤明日香