ラーメン 百名店 WEST 2018、注目のキーワードをラーメン通が分析!(西日本編)

食べログでの評価の高いラーメン店、西日本での上位100軒を集めた「ラーメン 百名店 WEST 2018」が発表!今年選ばれたお店はどんなお店なのか!? 西日本のラーメンに精通する、沖山欣也さんに教えていただきました。

トレンドキーワード1:自家製麺

今回の西日本エリアで百名店に選出されたお店のうち10軒が自家製麺となっています。関東エリアでも自家製麺のお店が多く百名店入りしていますが、そのトレンドは西日本にも広がりつつあります。自家製麺で特に今注目されている西日本の店を紹介します。

大阪麺哲

出典:ちろりちょこさん

 

「大阪麺哲」は関西に自家製麺を広めたと言っても過言でない庄司忠臣さんが経営するお店です。「肉醤油」が基本メニューですが、穏やかな清湯醤油のスープに自家製麺がしっかりと絡みます。庄司さんの実家で栽培した「やま」という山芋をすりおろした冷製麺も大人気です。特に梅田エリアでランチタイムにも食べられるとあり、連日ファンが通っています。本格的な「盛り」も、麺ありきを象徴する冷やしつけ麺で夏の風物詩でもあります。

つけ麺 繁田

出典:ゆるやか〜んさん

 

以前は兵庫県三木市末広大村にあった、「房’S(ボーズ)」が神戸市灘区六甲道に移転して改名したのが「つけ麺 繁田」です。こちらの自家製麺は兵庫県産小麦と国産小麦を合わせて使用しています。おすすめはつけ麺ですが、力強い全粒粉のもっちりした極太麺は、濃厚なつけ汁に負けることのない絶妙なバランスです。

極汁美麺umami

出典:ゆうと(YUTO)さん

出典:くらくらな日々さん

 

東大阪市の近鉄河内小阪駅近くの「極汁美麺umami」は「塩ら〜めん」が隠れた人気メニューです。北海道産の石臼挽き小麦粉を使った平打ち中細麺が鶏清湯スープにバランスよく合わさり、旨味をしっかりと感じられます。人気のサイドメニュー「わさびめし」は新鮮なホースラディッシュを使ったもので、鶏節がたっぷりとまぶされています。特に塩ラーメンのスープ、麺といっしょに食べるのがおすすめです。

トレンドキーワード2:食べる側から作る側へ!

店主がもともと大のラーメン好きで、熱心に食べ歩いた末、好きが高じて食べる方ではなく作る方になったというお店も百名店入りしています。そんな人気店を食べ歩いて研究した末に自身のお店づくり、ラーメン作りを行ったお店をピックアップしました。

麺や福はら

出典:ramen151eさん

 

「麺や福はら」は東京「麺屋 一燈」の出身の店主のお店です。生野区新今里の郷里で開店した店主は、入手しにくい大和肉鶏100%を使った鶏清湯、鶏白湯スープで一躍人気店になりました。元々ラーメン巡りをしていてお客様目線での対応や、同業店ともつながりが深く、顧客のニーズをしっかりと掴んでいるお店です。

 らぁ麺屋 はりねずみ

出典:大阪らんちうさん

 

高槻市役所の近くの国道沿いにあるお店内で、店主ご夫婦でお店を切り盛りしています。全国のラーメンを食べ歩きラーメン作りを徹底的に研究したそうです。「煮干しらぁ麺」は関西では珍しい平打ちの手もみ縮れ麺を使用しています。これが九十九里浜産の煮干しスープに上手く合わさり、煮干しファンならきっと完食してしまうおいしさです。

ここにも注目!:再注目の老舗

新しいお店が続々と百名店入りするなか、今年百名店入りした老舗がありました。一度食べればきっとまた足を運びたくなってしまう懐かしい味わいが人気の秘密です。

中華そば 陽気

出典:Mハルさん

 

「ラーメン」というよりも「中華そば」いう表現が似合うお店です。1957年の創業以来、広島市民が集うソウルフードとしても認知される中華そばは、とてもマイルドな豚骨醤油。親戚だったという人気店の「中華そば すずめ」が閉店したこともあり、広島に行ったらぜひ食べていただきたい老舗です。

 

教えてくれたのは…

沖山欣也さん

 

京都府生まれ、大阪府在住。社団法人「日本コナモン協会」副会長。関西テレビ「よ~い ドン!」、毎日放送ラジオ「関西ラーメンコロシアム」、ぴあ、夕刊フジなどに多数出演・執筆。ラーメン、うどん、蕎麦、焼きそばなどの麺類店など食の歴史にも精通。約7,000軒を食べ歩く。