“育メン”が乱立する昨今。育児を楽しみ、積極的に参加する“パパ”が当たり前だという風習になりつつある。
一方、平日は仕事に追われ、満員電車に揺られ、「定時ってなんだっけ?」。育休制度なんてもっての外だし、休日は家族サービスで遠出。渋滞に巻き込まれ、いつだってぐったりお疲れモード。そんなお父さんもまだまだ多いのが現状です。
大切な休日くらいダラダラ寝かせてくれないか。
—わかる、すごくわかる。
でも、面と向かって「寝ていたい」とは言いづらい。
—お母さんも日々忙しいのは知っているからね。
それなら週末の夜だけ頑張ってしまえばいいのかも。
ママはおつまみをサッと作り、ひとり先に晩酌を始めてリラックス。その後はパパの出番です。メイン料理を用意し、家族に褒めちぎってもらう。お互いハッピーになれるなんて、素敵じゃないですか。
日頃、ジワジワと溜まっていく相手へのどうしようもない不満もこの週末で精算できそう。
料理初心者の男性も平常心を保ってチャレンジできる、「凝って見えるけど簡単なレシピ」のみを紹介します。
教えてくれたのは平床夫妻。
華やかな業界に身を投じ、誰もが憧れるハッピーライフを送っているおふたり。キュートなお子さんが「鎌倉の大仏に行きたい」と言っているGoogleアプリのCMでもご覧になった方は多いのではないでしょうか。こんなほっこりエピソードも。
2017年のバレンタイン。ちょっと奮発し、政治さんに香水と台所用品2本立てのプレゼントを贈ったasacoさん。「ありがとう〜。」とうれしそうに受け取ってくれたようです。
しかし、その後ボソッとひと言。「ま、去年は誕生日もクリスマスもなーんもくれなかったからな。」と……。
家事や仕事に忙殺され、すっかり忘れていたようで「そうだった、ゴメンなさい。」と猛省したそうです。
それはさておき、台所用品をもらって、喜ぶ旦那さまってキュートすぎませんか。うらやましい!
さてさて、そんな仲良しな夫妻がお洒落レシピを披露してくれました。
ママ晩酌レシピ「パクチーと白髪ねぎのサラダ ゆずこしょう油揚げあえ」
ゆずこしょうを塗った油揚げをさっと焼いて細かく刻み、パクチー、白髪ねぎ、ミニトマトとあえ、さっぱりと味付け。ナンプラーを加えてエスニック風に楽しんで。
<材料>2人前
パクチー…2束
油揚げ…1枚
白ねぎ…6cm程
ミニトマト…3個
ゆずこしょう…小さじ1
ナンプラー…大さじ1
ごま油…大さじ1
<作り方>
①油揚げの両面をさっと焼いて片面にゆずこしょうを塗り、塗った面を再度軽く焼く。
②写真のようにこんがりと焼けたら、短冊切りに。洗ったパクチーを水切りし、食べやすい長さに切る。ミニトマトをスライスし、白ねぎで白髪ねぎを作る。
③すべてボウルに入れ、ナンプラーとごま油を加えて混ぜ合わせる。
パパごはんレシピ「スパイスチキンソテー&ブルーチーズのフジッリ」
ブルーチーズ、バター、生クリームを溶かしてパスタソースに。ソテーしたチキンをプラスすれば、簡単なのに本格的な一品に。濃厚な仕上がりを堪能して。
<材料>1人前
鶏モモ肉…1枚
A:塩
A:オレガノ
A:ブラックペッパー
A:クミン
A:シナモン
A…すべて両面にまぶす程度(あらかじめハーブが調合されているハーブミックスやクレイジーソルトなどで代用可能)
ニンニク…1片
オリーブオイル…大さじ1
白ワイン…大さじ2
ブルーチーズ…50g
バター…15g
牛乳…100ml
生クリーム…200ml
フジッリ…150g
塩…小さじ1(茹で湯用)
ローリエ…1枚
カラーピーマン2色…各1/2
塩こしょう…適宜
パルミジャーノ…適宜
<作り方>
①鶏モモ肉両面にAをまんべんなくまぶし、10分以上おく。フジッリは食すまでの時間を逆算して、ゆで始める。
②ニンニクをヘラや包丁の背でつぶす。フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火で熱する。香りが立ったら、にんにくを加え、鶏モモ肉を皮目から焼く。
③にんにくは焦げる前に取り出す。皮目が香ばしい色になったら裏返し、白ワインを回し入れ、ふたをしてさらに5分ほど置く。
④焼き色を確認しながら、美味しそうなきつね色になったら火から下ろす。
⑤新しいフライパンを取り出す。弱火に掛けバターを投入。溶け始めたら薄く刻んだカラーピーマンを加える。
⑥カラーピーマンがしんなりしてきたら、生クリーム、ローリエを加える。プツプツと泡が立ったら、細かく砕いたブルーチーズを投入。
スパイスやブルーチーズが苦手な人は
チーズスパイスが苦手な場合は、タイム、セージなどの粉末やターメリック、ホワイトペッパーなど刺激の少ない物を選ぶと良い。チーズはナチュラルチーズなら何でも代用可能。
⑦ヘラでしっかり混ぜ合わせながら牛乳を加え、塩こしょうで味を整える。逆算してゆでておいたフジッリとゆで汁大さじ2杯程度を投入。
⑧ヘラで全体をなじませる。皿に盛り、上からパルミジャーノを振る。