デミソースで煮込んだパテが存在感を放つグルメバーガー
店名を付した看板メニューは、BUNNY b.バーガーだ。自家製デミグラスソースで煮込んだパテは肉の風味が豊かで、洋食店で食べるハンバーグのよう。継ぎ足し継ぎ足しで作るデミグラスソースはスパイシーで、甘みのあるパンズとも相性がいい。
具をグリルし、バンズを焼き直しする際には鉄板を使い、ハンバーガー専門店にも引けを取らない本気っぷり。テイクアウトも可能だが、時間があればぜひ店内でできたてを味わってほしい。
笹岡さん
煮込みハンバーグを使っているのが珍しいですよね。ハンバーグは肉肉しく、チーズのコクも加わって食べ応えも十分。イートインでフルポーションを思い切りかぶりつくのが最高です。
素材を活かしたバラエティ豊かなメニューをラインアップ
サンドイッチは定番6種を含め全12種類ほど。「毎週利用してくださるお客さんもいるので、バリエーションが出るように工夫しています」と、レギュラーのカニクリームコロッケをカレークリームコロッケにアレンジしたり、季節限定メニューや旬の果物を挟んだフルーツサンドを用意するなど、いつも新鮮なおいしさを用意して客を迎えている。売り切れ次第終了のため、目当ての品がある場合は早めの来店がおすすめだ。
大きなえびのフライは衣がザクザクで軽快な食感。タルタルソースに混ぜたしば漬けは、色々な品を試した末、三重県のメーカーのものを選んで使っている。しば漬けのカリカリの歯応えと甘酸っぱさが絶妙なアクセントに。サンドイッチをイートインする場合はワンドリンク制。
笹岡さん
えびはプリプリ、衣はサクサク。サンドイッチ1個あたり、えびフライが1尾半も使われていてしっかり存在感があります。しば漬け入りタルタルソースもオリジナリティがあってお気に入りです。
プルドポークは不定期で販売。塩気の利いたプルドポークにマヨネーズの甘み、たっぷりのレタスとスライスオニオンの瑞々しい味わいがマッチする。休日の昼下がりにビールと一緒に味わいたくなる一品だ。サンドイッチはどれも全粒粉入り食パンを使う場合もあるので、どちらのタイプかはその日のお楽しみに。
笹岡さん
レタスをたくさん食べられるのがうれしい。家に持ち帰って食べても、レタスのシャキシャキした食感がちゃんとキープされています。さっぱりした味わいなので、食欲のない日にもぴったり。
定番のベーコン、レタス、トマトにキャロットラペを加え、サラダ感覚で食べられるサンドイッチ。マヨネーズとブラックペッパーだけのシンプルな味付けながら、トマトの果汁や素材自体の風味が調味料代わりになっていて、フレッシュで軽やかな味わいが楽しめる。
笹岡さん
王道のサンドイッチでこそ、店の個性が感じられます。こちらのBLTは食感がいい。レタスやキャロットラペのシャキシャキした歯応えが好きなので、一口ひとくち、よく噛んで味わっています。
食パン1枚分の中に溢れるほどの細かな配慮と丁寧な仕事が詰め込まれた「BUNNY b.」のサンドイッチ。見た目にも鮮やかで、一口食べれば色んな味わいや食感が展開していく。日々の食事のなかでサンドイッチがメインディッシュになる日が増えそうだ。