【食べぺディア】全国に続々と増加中 『ティラミス専門店』

当たり前のように食してきたけれど詳しくは知らない定番食材や料理、流行っているのは知っているけれど実はまだ食べたことがないスイーツなど、食の世界は未知の情報で溢れている。そんなときは「食べぺディア」を読んで情報アップデート! 行きたいお店も保存しちゃおう。

味や食感、見栄えも研究! 「ティラミス専門店」が各地にオープン

「Tiramisù(ティラミス)」とは、甘くてほろ苦いイタリア発祥のスイーツのこと。名前の由来となる「Tirami su!」は、イタリア語で「私を引っ張り上げて」「私を元気づけて」という意味を持つ。

作り方は、型のなかにエスプレッソを染み込ませたビスコッティ、マスカルポーネチーズ、卵とグラニュー糖で作ったクリームを重ね入れ、冷やし固めたらココアパウダーなどをかけて仕上げるというのが一般的だ。

くま@中の人
大阪「ティラミッシモ」の温かいティラミス「ティラミスフィーネ」   出典:くま@中の人さん

日本では1990年代にブームとなったが、2020年代のいまティラミスに再流行の兆しが見られるのはご存じだろうか? 味はもちろん食感や見栄えなども研究した「ティラミス専門店」が増えているのだ。

東京「ティラミス ホームメイド」の「レアティラミス」
東京「ティラミス ホームメイド」の「レアティラミス」   写真:お店から

たとえば、東京のレアティラミス専門店「TIRAMISU HOME MADE(ティラミス ホームメイド)」や、200箇所以上のティラミスを食べ歩いたというオーナーが開いた大阪の「Tiramissimo(ティラミッシモ)」、愛媛を中心に多店舗展開する“ふわとろ”のティラミス専門店「Tiramist Materia(ティラミストマテリア)」、福井の紹介制ティラミス専門店「TOMATO(トマト)」など、幅広いエリアで広がりを見せている。

とろけるような食感やグラスで美しい断面を見せるもの、フルーツソースや抹茶など色鮮やかなトッピングを加えたものなど、さまざまな進化系ティラミスが続々と登場しているので食べ比べてみてはいかが?

【東西】人気の「ティラミス専門店」はココ!

【東京】濃厚ふわとろチーズクリームのレアティラミス専門店「ティラミス ホームメイド」

「プレーン」
「プレーン」   写真:お店から

東京・目黒のティラミス ホームメイドは、2018年4月にオープンしたレアティラミス専門店。

レアティラミスとは、ふわとろな濃厚チーズクリームとしっとりふわもちな生地を合わせた、同店オリジナルの新食感ティラミスのこと。イタリア産と北海道産の厳選マスカルポーネチーズや、青森県「あすなろファーム」の新鮮な鶏卵など厳選素材を使っている。

「ベリー・ベリー」
「ベリー・ベリー」   写真:お店から

瓶に詰めたレアティラミスは、サイドからは生地やフルーツソースの断面が見え、ふたを開けると鮮やかなトッピングが現れるスタイル。期間限定フレーバーも含め、常時8種類が揃う。

【大阪】厳選素材でつくる香り高いティラミス「ティラミッシモ」

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なめらか瓶入りティラミス   出典:rinam0さん

2017年、大阪・泉佐野にオープンしたティラミッシモは、ティラミス好きのオーナーが200箇所以上のティラミスを食べ歩いて作り上げた渾身の「なめらか瓶入りティラミス」が看板メニュー。

いっき!
カフェメニューの温かいティラミス「ティラミスフィーネ」も看板メニューのひとつ   出典:いっき!さん

イタリアから直輸入する高級マスカルポーネチーズや脂肪分の高い大阪産純正生クリーム、シチリア産エスプレッソ豆「Zi Caffe」から抽出するエスプレッソを使うことで、香り高いティラミスに仕上げている。

店舗での販売のほか、デパートの催事への出店や公式サイトでの通販も行っている。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※記事公開日(2022年4月9日)時点で「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:平石紗代、食べログマガジン編集部