旬のネタをバランス良く楽しめる「季節のおまかせにぎり」
季節ごとの味が名を連ねる品書きの中で、その時季の特におすすめのネタが揃うのが「季節のおまかせにぎり」。春のおまかせにぎりなら、本マグロ中トロ、真いかレモン塩、北海道産生帆立にぎり、菜の花土佐にぎり、桜鯛にぎり、切玉子という顔ぶれ。桜鯛にぎりは添えた桜の塩漬けの塩味と香りでにぎりを味わう。



米川さん
ネタの取り合わせが絶妙で、満足度の高い盛り込み寿司です。ネタに味付けがされていて、醤油をつけずにそのまま食べられる品も多い。一貫、一貫にしっかり仕事が施されているのがよく分かります。
季節ごとに楽しめる、ハイクオリティな一品料理の数々
寿司ネタの種類の多さはもちろん、一品料理も季節に沿ってバラエティ豊かに揃うのも特徴。春なら桜鯛、真いか、桜海老、しらすといった旬のネタを軸にして、様々な一品料理が展開される。いちごを使ったデザートまで数種類登場するというから抜かりない。さらに“春”でも前期、後期に分かれ、つまり年に8回、大きく品書きが更新されるというから驚きだ。


春の内容は、本マグロ赤身、北海道産生帆立、活車海老、桜鯛、真いか。北海道産の生帆立や、沖縄県・鹿児島県産などの活車海老までお値打ちの価格で味わえるのは、店の強い仕入れ力があってこそ。

米川さん
盛り付けも美しく、食欲が湧いてきます。ここまでこだわりが感じられると「ああ、ここはゆっくり食事とお酒を楽しんで良い場所なのだな」と思えてうれしくなります。

季節の素材を使った一品料理は割烹料理店のように豊富で、回転寿司店の範疇を超えるラインアップ。写真は京都でお馴染みのにしんそばをアレンジした一品。梅を練り込んださわやかな味わいの麺が、しっかり味の染みたにしんとよく合う。

米川さん
季節の一品料理は毎回どんなスペシャルな品が登場するのか楽しみです。およそ回転寿司ではお目にかかれないような逸品が提供されます。過去、夏の「鮑の水貝」や冬の「のどぐろしゃぶしゃぶ」には驚かされました。

グランドメニューの汁物のなかで、関西の店舗のみで味わえるのが赤だし。なかでも玉子入りは、より関西らしさを感じる一品だ。キリッとした赤だしに玉子が溶け込むと、まろやかな風味に変化する。ほっとお腹が落ち着く味わい。

米川さん
お椀を頼むならコレ! ほかに魚、豆腐、はまぐりの具もありますが、温泉玉子と赤だしの組み合わせがとにかく好み。「関西だなぁ」と実感できる一品です。
季節の鮮度の良い素材を使い、職人の手で寿司を握り、料理を作る「廻転寿司 京都CHOJIRO 洛北阪急スクエア店」。その仕事の繊細さ・美しさからは、店名にも冠した“京都”らしさが感じられる。それでいて回転寿司の気軽な価格帯をキープしているのだから、行きつけにしない理由はない。