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〈2021 食通が惚れた店〉
新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとって引き続き大変な一年となった2021年。多くの人々が、親しい人たちと食事の席を囲める喜びを実感した一年だったのではないでしょうか。
そんな2021年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめお取り寄せ」をうかがいました。
今回は、食べロググルメ著名人の柏原光太郎さんにお答えいただきます。
教えてくれる人

柏原光太郎
日本ガストロノミー協会会長。大学卒業後、出版社に勤務し、グルメ本を手がけたことで食の奥深さに目覚める。料理は作ることも食べることも大好きで、一人娘の弁当を毎日作っていたことも。料理好きのための食の発信基地としての役割を担うべく2017年12月社団法人「日本ガストロノミー協会」を設立。
2021年のベストレストラン
Q. 2021年、最も印象に残った飲食店を教えてください
A. 「タイ料理 みもっと」です

コースに出てきたカオマンガイが特においしかった! エスニック料理はあまり自分から選ばなかったのだが、同店に行き、タイ料理にはまってしまった。カオマンガイのようなポピュラーな料理が、オーナーシェフ・みもっとさんの手にかかると、こんなにおいしい料理になることに驚く。

アンダー2,000円のお手軽グルメ
Q. 2021年に食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください
A. 「ホルモン焼 婁熊東京」の「2種あいがけカレー」1,000円です
同店が選んだ極上ホルモンと東京カリ〜番長のレシピ、スパイスハンターのシャンカール・ノグチさんのスパイスがタッグを組んだカレーがランチで味わえる。スパイシーなのに和風な後味が残る「味噌ホルモンスパイスカレー」と「ココナッツキーマカレー」のあいがけが抜群。

2021年のお取り寄せ
Q. 2021年に出会った、人におすすめしたいお取り寄せを教えてください
A. 1軒目:「ブーシェリー・トーキョー」の「トゥールーズ 生ソーセージ」です
2021年に東京・西神田にオープンした、フランス料理 × 薪焼焼鳥の店「神保町 五木田」の五木田祐人シェフが営む、オンラインストアのシャルキュトリーショップ。正統派フレンチの修業を積んだ五木田シェフだけに、シャルキュトリーも直球勝負でうまい。個人的には「トゥールーズ 生ソーセージ」1,200円のスパイスの配合具合が好み。初めてならシャルキュトリーと惣菜をセットにした「シャルキュトリー6種 詰め合わせ」7,300円で試すのもいい。

購入方法:「ブーシェリー・トーキョー」オンラインストアにて
A. 2軒目:文春マルシェ限定「ELEZO」の「ブーダン・エキゾチック」です
食肉料理人集団「ELEZO」が仕留めたばかりの鹿の血に、パイナップル、バナナ、ココナッツを加えた冷製テリーヌ仕立ての「ブーダン・エキゾチック」3,500円。前菜として、キリッとした白ワインを合わせても、デザートとして甘めの白ワインを合わせてもおいしい。

購入方法:「文春マルシェ」オンラインストアにて
※価格はすべて税込です。
※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。
文:柏原光太郎、食べログマガジン編集部