ランチで腸活とアボカドを楽しむなら、この名物料理!

ランチの定番、アボカフェタイカレー1,045円。ディナーやテイクアウトでもOK

3種類から選べるランチメニューのなかでも、とくにヘルシーなのがアボカドを主役にしたタイカレー。これ1杯で一日に必要な野菜の2分の1の栄養を摂取できるそうです。

オーダーごとに丁寧に焼き上げている色とりどりの野菜。カボチャやジャガイモなどは素材ごとに下茹でされており、どれも絶妙な柔らかさ。もっちり感をアップさせるため、お米に餅米を混ぜるなど、食感に対するさまざまな創意工夫が伝わってきます。

具材の主役であるアボカドは唯一、生のまま。ベストな熟し加減だからこそのクリーミィな食感が際立ちます。カレーの街として名店がひしめき合う神保町でも類のない、アボカド専門店ならではの一皿でしょう。

濃厚ながらクセのない口当たり! アボカドは和風の料理にもうってつけ

アボカドとクリームチーズのわさび醤油和え825円

今度は多彩なアラカルトから、鰹節たっぷりの和風アボカド料理をセレクト。「まるで大トロみたい」と感じる人がいるほど、アボカドの上質でクセのない脂肪分と、ビリっとわさびが利いた醤油の相性は抜群です。そもそもクリーミィな食感の完熟アボカド、クリームチーズとの一体感にも驚かされました。

また、クリームチーズには善玉菌が含まれており、そのエサとなる食物繊維が豊富なアボカドと一緒に食べることで、より腸の働きを整える効果が高まるとも言われています。栄養学的に食べ合わせの良いものは、味の面でも優れていることが多いもの。体が求める栄養素を選りすぐる、味覚の神秘を感じました。

がらりと印象が変わる甘い味付け。アボカド好きから評価の高いシンプルデザート

アボカド×はちみつは、本場メキシコでは定番の組み合わせだとか

野菜感覚で料理に使用されることの多いアボカドですが、そもそもは果物。はちみつとシナモンをプラスするだけで、豪華なデザートに早変わり。オーナーご夫婦も大のお気に入りというお店の隠れた名物です。

ちなみに、はちみつの甘味成分のほとんどはブドウ糖と果糖。消化器官で分解する必要のない栄養素であり、腸への負担も少ないと言われています。さらに善玉菌の栄養源とされるオリゴ糖やグルコン酸といった成分も含まれており、こちらも腸活に最適な食材なのです。

レジの横に置いてあるのは、テイクフリーのアボカドの種

おいしく腸活を楽しんだ後は、記念にアボカドを種から育ててみてはいかが? アボカドの種だけでなく、育て方のコツが記載された可愛らしいコースターまで無料で配布されています。東京の気候では実が生ることはめったにないそうなので、観葉植物として成長を見守りましょう。

実が食べたくなった時には、やはりアボカフェに再訪するのが一番。おなかの中にいる善玉菌たちも、きっとアボカド料理を求めているはずです!

※価格はすべて税込。

※本記事は取材日(2021年9月6日)時点の情報をもとに作成しています。

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撮影・文:佐藤潮、食べログマガジン編集部