【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#23】「ペル・エ・メル」

インドをはじめ、現地系カレーも欧風カレーも創作カレーもカレーうどんもカレーパンも、カレーなら何でも好きなカレー博愛主義者な僕。「カレーパンのおすすめは?」と聞かれると、いくつかあげる中に確実に入れている僕のお気に入りがあります。東京メトロ・有楽町線豊洲駅直結の場所にあるパン屋「ペル・エ・メル」です。

カレーパンは森下「カトレア」で生まれた洋食パンが元祖であり、当時人気のあったカレーととんかつをパンで表現したものだったことから、衣をつけて揚げることによってとんかつ的な雰囲気を表現したのだそうです。

そんなこともあってカレーパンと言うと揚げタイプが主流なのですが、昨今は健康志向でカロリーを抑える意図で焼きカレーパンも増えてきています。僕も揚げか焼きかで言うと圧倒的に焼きカレーパンの方が好きなのですが、ペル・エ・メルのカレーパンは揚げタイプの中で一番好きで、これは外せないと思っているのです。

「豊洲カレーパン」

看板メニューのひとつ「豊洲カレーパン」195円はゴロゴロと存在感のある牛肉をしっかりと煮込み、ほぐれた肉も渾然一体となった濃厚なカレー。

そしてそのカレーを包むのは薄めの生地の揚げパン。これが合うんです。このカレーには焼きパンより揚げパンなんですよ。ごちそうカレーパンと言える豪華さでありながらリーズナブルなのもうれしいです。

このカレーパンだけでも素晴らしいのですが、この夏はスパイシーブレッドフェアを開催中(定休日と16、17日を除く8月末まで)で、スパイスを使ったパンの種類が増えています。カレーパンも普段は無い焼きタイプのものが2種増えました。

「真夏のキーマカレーパン」

「真夏のキーマカレーパン」280円は万願寺とうがらしを真ん中にのせた見た目も夏らしいパン。とうがらしと言っても万願寺とうがらしは辛さはあまりありませんのでこのままパクッといけば、濃厚な豊洲カレーパンに対してさっぱりいける真夏のキーマカレーパンということで食べ比べも楽しいです。

「海老のトマトクリームシーフードカレーパン」

そしてもうひとつ。「海老のトマトクリームシーフードカレーパン」260円。こちらは近くにあるスペイン&イタリアンバル「バルブレッツァ」とのコラボメニュー。バルブレッツァのシーフードカレーを、パンに合うように具材を細かくカットし、ズッキーニと合わせたカレーパンです。どことなくイタリアの雰囲気も感じ、これもまた夏らしいおいしさです。

この夏はカレーパンが充実しているペル・エ・メルですが、ほかのパンも軒並みおいしいものばかりですし、イートインスペースも広くカフェとしても利用できる便利なお店です。グラファイトオーブンも置いてあるので温め直しも理想的な形で可能なのがうれしいですね。夏は食欲が落ちる方も多いでしょうが、食べないでいると夏バテになりやすいです。カレーパンなら気軽に食べられますし、食べて元気を出して暑い夏を乗り越えましょう!

※価格はテイクアウト(軽減税率適用)税込

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※新型コロナウイルス感染拡大を受けて、一部地域で飲食店に営業自粛・時間短縮要請がでています。各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いします。

※本記事は取材日(2021年8月2日)時点の情報をもとに作成しています。

文・写真:カレーおじさん\(^o^)/