2. “廃棄予定だった”食材が料理の主役に! 話題の「ロスフードメニュー」が進化

スパゲット 赤ピーマンとグリーンソース

東京・銀座「アルマーニ / リストランテ」で2021年3月から展開している「ロスフードメニュー」が2シーズン目を迎え、使用するロス食材のバリエーションを増やし、さらなる進化を遂げた。

1シーズン目に続き、フードロス削減を目指す株式会社フードロスバンク協力のもと、全国から廃棄予定食材を仕入れ、それらを主役にしたスペシャルなコースメニューを提供する。

コースで使用されている“廃棄予定だった”食材

味はよいものの、形が理由で廃棄される運命にある農作物や、コロナ禍で出荷先を失った食材を各料理の主役にした、特別なコースメニュー「ロスフードメニュー」。

2シーズン目となる夏のメニューには、大根や赤ピーマン、金目鯛、あか牛などをメインにした料理が並ぶ。

大根のフラン

アミューズには、ズッキーニと夏に収穫できる高原で育った大根を使用。野菜のブイヨンとサフランで煮込まれた大根は、カットすると中からサフランクリームが流れ出すサプライズが魅力。

金目鯛 枝豆 ライムの香りのコンソメ

メインディッシュは、魚料理と肉料理の2品。

魚料理「金目鯛 枝豆 ライムの香りのコンソメ」には、コロナ禍で出荷先を失った金目鯛と、可食部以外に傷があることなどで出荷できない枝豆を使用。備長炭で香りを付けた金目鯛に、イタリアンでは使用されることが珍しいカフィアライムをきかせたコンソメを目の前でかけて提供する。

あか牛 外もも肉 なすのテクスチャー

ロスフードメニュー初の試みとなる肉料理には「あか牛 外もも肉 なすのテクスチャー」が登場。脂身が少ない外もも肉を2日間じっくりと煮込むことで、ほろっと崩れるようなやわらかさに。甘酸っぱい茄子のピューレソースと絡めて味わって。

コースはランチ・ディナーともに全7皿にて10,000円。シェフが腕によりをかけた、クリエイティビティあふれるロスフードメニューを体感しに行ってみてはいかが?