とにかく和牛を堪能できる、こだわりのバーガーメニュー

「THE 和牛バーガーセット」(1,870円)には「Garnish」というサイドメニューから1つとドリンク1つが付いています 写真:お店から

初めてならばシグネチャーである「THE 和牛バーガー」(1,430円)でその実力のほどを確かめてみましょう。

手に取るとずっしりと重さを感じます。バンズの間には自家製の和牛ベーコン、150gの堂々としたA5ランク和牛100%のパティ、玉ねぎ、ピクルスが積み重なっています。

できあがったばかりの和牛ベーコンは大迫力!

ガブリとひと口。最初に飛び込んでくるのがベーコンです。一般的にベーコンと言うと豚を使いますが、ここはやはり和牛にこだわりました。肩肉を塩に漬け込み2日ほど冷蔵庫でゆっくりと乾燥させたら、店内の厨房で2時間燻製します。5mm厚にスライスしたベーコンは弾力があり、A5ランク和牛なればこそのコクと上質な脂質をしっかりと感じさせ、味わいも食感もインパクト十分!

こちらのベーコンを単品で頼み、ビールといっしょに楽しむ、なんてこともOKだそう。

見てください! この厚みを!

そしてやはり圧巻なのは和牛パティ。こちらは厚さが2cm強あり、さぞかし噛みごたえがあるかと思いきや、ジューシーでホロリと崩れソースやバンズと絡み合い喉を通ります。この瞬間の口福感たるや! このパティにこのベーコン、“和牛感200%”の所以に納得です。

具材を挟む「メゾンカイザー」特製バンズは、和牛のうまみと融合するようにミルクを加えちょっぴり甘め。蓋にしたバンズは気泡が大きくふわっと軽く、底のバンズは具材をしっかり支えられるように密度が濃くしっとりとした仕上がり。もっちり加減は同じでも食感を微妙に変えるこだわりように、最高のハンバーガーを作ろうという気合を感じます。

また、もう一つの味の決め手となるのが「デュクセルソース」。通常、マッシュルームをたっぷり使うソースですが、こちらではマッシュルームの他に椎茸を使っています。椎茸の風味がバンズの裏に塗ったマヨネーズと隠し味にした「平城苑」秘伝の焼肉のタレで作るBBQソースと相性抜群で、和牛ならではの強い味わいと香りに調和しています。

味変には「29SCO」を!

さらに言うと「THE 和牛バーガー」の楽しみ方には「パティ」(550円)「ベーコン」(280円)「目玉焼」(110円)などをトッピングする他に、みりんと醤油をベースに魚醤と国産ゆずを加えた辛味調味料のオリジナルソース、「29SCO(ニクスコ)」をかけるという手があります。爽やかなゆずの香りと酸味の後からくるピリッとした辛さが深いうまみを持つ和牛パティに心地良い刺激が加わり病みつきに! さすが、「肉に合うように」開発されたソース。一度使うと手放せなくなるので半分食べてからかけることをお勧めします。

左「和牛チリコンバーガー」、右「和牛テリヤキバーガー」(ともに1,540円)

「THE 和牛バーガー」の他には濃厚なチェダーチーズを加えた「和牛チーズバーガー」(1,650円)、手仕込みのチリビーンズとサルサソースが和牛の可能性を広げた「和牛チリコンバーガー」に、素揚げした茄子と今までにない味わいの絶品オリジナル卵ソースがテリヤキバーガーの新境地を開いた「和牛テリヤキバーガー」(ともに1,540円)があります。どれも和牛パティの良さを存分に活かすためにソースや食材、重ねる順番さえも試行錯誤してたどり着いた完璧なるハンバーガーです。